保活を経て、やっとの思いで入園でき、子どもも楽しんでいる保育園が突然閉園、そのような連絡がきたらどうしますか。仕事のことも子どものことも、そして次の保育園のことなど、さまざまなことが不安になりますよね。閉園になったら保育園からどのように連絡がくるのか、保護者はどうすればよいのかなどを考えてみたいと思います。保活の次にやるべきことが見えてくるかもしれませんよ。
「待機ゼロ」更新の津市で?まさかの閉園!
津市にあるさつき保育園の閉園のニュースに驚いた人も多いのではないでしょうか。地元で多くの子どもたちを預かっていた認可保育園。その突然の閉園は、働くママにとって信じがたいことですよね。その原因と現状、今後の展開について調べてみました。
認可保育園でも閉園の危機はあります
平成29年1月17日、さつき保育園から保護者あてに翌日の夜に保護者会を行うという連絡がありました。その保護者会で3月末の閉園が告知され、困り果てた保護者の様子が報道され話題になっています。そして、多くの保護者がその翌日に津市の子育て支援課に保育園の空きを問い合わせたことで、子育て支援課がその現状に対応するためにすぐに動き始めました。
なぜ閉園になったの?保育園の対応は?
経営側の社会福祉法人ライトは、経営の悪化による閉園と発表しました。そして、保育園の施設が津市の耐震基準を満たしていなかったことから、市では保育園に改修するよう命じていました。しかし、保育園側ではその費用が集まらず、市が求める改修工事ができなかったことが閉園の原因ではないかと津市は述べています。また、閉園後の子どもたちの受け入れ先については、保育園側が対処したという報道はありません。
地域で子どもたちの受け入れ先を検討中
津市の子育て支援課では、私立と市立の保育園の園長と会議を開き、子どもたちの受け入れを要請しました。また、さつき保育園近くの清泉愛育園が、さつき保育園の土地と建物の買い取り、保育士の増員をして、子どもたちを受け入れることを発表しました。受け入れ先が保護者の希望に沿うものかは不明ですが、待機ゼロのために動いてくれる地域ならば、次の保育園も決まりやすいかもしれませんね。
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さまざまな理由による突然の閉園
企業が母体となっている保育園の場合は、経営難や企業方針の変更による閉園が多いようです。また、自治体の保育園については、子どもが減少していることを理由に閉園する場合があります。子どもたちを預けている保育園の情報を日ごろから得ておけば、閉園の危機を前もって察知できるかもしれません。
翌月から預かってもらえなくなったケース
平成20年10月30日、31日に告知されたエムケイグループの保育園「ハッピースマイル」の閉鎖報道は子どもを保育園に預けている保護者の多くが不安に駆られる内容でした。翌月からわが子を預ける場所がなくなるとしたら、保護者の仕事や家庭のこと、子どもたちのことなど、早急に対処すべき問題が山積みになります。
29カ所の保育施設が一斉閉園した理由と影響とは
ハッピースマイルは借金で経営がたちゆかなくなり、開園からわずか2カ月で閉園となってしまいました。これは、保育園が新規参入する際の審査の甘さも一因だとされています。認証保育園だったハッピースマイルは参入時には負債残高の審査が不要でした。そのため、認証を受ける直前に多額の借金をしていたという事実が、閉園になるまで発覚しなかったのです。
保育園が閉園してしまう理由とは
閉園の理由はさまざまです。大規模認可保育園が近くに開園したために園児が減少し、病児保育専門に変更し開園した保育園もあります。また、認可保育園でも園児数の減少により、クラスやグループでの保育が難しくなったことから閉園となった園もありました。このようなケースはいきなり閉園ということにはならないので、転園などの準備に時間はかけられそうですね。
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22歳と18歳の二人の子どものママです。その時にやりたいことを楽しんでやる、楽しい毎日を過ごしています。
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