代表的な、妊婦の悩みの一つに便秘がありますが、おなかの赤ちゃんを思うと薬には頼りたくないものです。そこで、毎日の朝食に、食物繊維が豊富なグラノーラを取り入れてみてはいかがでしょうか?おいしくて手軽なグラノーラには、ドライフルーツやナッツが混ぜられたものもあるので、便秘の解消だけでなく、美肌効果も期待できそうです。
食物繊維が豊富なグラノーラで便秘解消
一般的な便秘の解消法は、薬を服用することの他に、規則正しい生活、適度な運動、十分な水分補給などがあげられます。しかし妊婦だと薬は避けたいですし、安静が必要な場合もありますので、まずは食物繊維をとって腸内環境の改善からはじめてみましょう。
妊婦の妊娠初期における便秘の原因
妊娠初期の主な便秘の原因は、妊娠を継続するためのプロゲステロンというホルモンの影響によって、便を押し出す腸のぜんどう運動が低下することにあります。また、つわりによって食事の時間や量が不規則になるなどストレスを感じやすい時期でもあるので、自律神経が乱れがちになります。これらの要因も腸の動きを低下させる原因となります。
妊婦がグラノーラを食べるメリット
妊婦がグラノーラを食べることのメリットは、豊富に含まれる食物繊維によって腸の運動が活発になり、便秘の解消や予防ができることにあります。ドライフルーツが混ぜられたフルーツグラノーラならば、ドライフルーツの果糖によって便を柔らかくする効果も期待できます。ナッツ類が入ったグラノーラならば、抗酸化作用もあり、美肌に効果があります。
妊婦がグラノーラを食べるデメリット
栄養価の高いグラノーラですが、市販のものは糖分も多く加えられています。おいしいからといって食べすぎると、太るばかりでなく、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病などのリスクが高まっていまいます。また、栄養強化剤として葉酸やビタミン類などが加えられたものもあり、サプリメントを飲んでいる場合には、過剰摂取にならないよう気を付けなくてはなりません。
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グラノーラに使われる材料の栄養と効果
グラノーラとは、オーツ麦を主原料として、糖類と植物油を混ぜてオーブンで焼いたシリアルの一種です。ナッツ類やドライフルーツが混ぜられていて、栄養価が高いことから、ヨーグルトや牛乳をかけて朝食として食べられることが一般的です。
グラノーラの主原料オートミールの魅力
グラノーラにはオーツ麦を加工したオートミールを使うのが一般的です。オートミールはとても栄養価の高い食品で、カルシウムや鉄分などのミネラルが多く、ビタミンB1やビタミンEも豊富です。特筆すべきはオートミールに含まれる食物繊維で、コレステロール排出効果のある水溶性食物繊維と、腸のぜんどう運動を活発にする不溶性食物繊維の両方が含まれています。
グラノーラによく使われるドライフルーツ
グラノーラに加えられることの多いドライフルーツには、鉄分やカリウムを多く含むレーズン、βカロテンの多いマンゴー、便秘に効果のあるペクチンを含むストロベリーなどがあげられます。特に、マンゴーのβカロテンは、体内に入ってから必要な分だけがビタミンAに変わるので、ビタミンAの過剰摂取になる心配がありません。
グラノーラによく使われるナッツ
グラノーラに加えられることの多いナッツにはミネラルが多く含まれています。生活習慣病に良いとされるオメガ3脂肪酸脂肪酸やポリフェノールを含むクルミ、骨粗しょう症や貧血の予防になるビタミンB1を含むカシューナッツ、アンチエイジング効果の高いビタミンEやオレイン酸を含むアーモンドなどがあり、美肌効果が期待できます。
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社交的な我が子に困惑する引きこもり主婦。トイレでの愛読書はナンシー関さん。
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