妊娠から出産までに必要な費用をご存じですか?初めての出産の場合、わからないことばかりで不安に思われる方も多いのではないでしょうか。「どこで産むか」「いくらかかるか」は出産にまつわる大切なポイントです。出産直前にお金が足りなくて頭を悩ませるという事態を避けるためにも、事前に出産までにかかる費用を確認しておきましょう。
ここでは、産婦人科・産院の出産までにかかる費用の差などについてお伝えします。
産婦人科と産院の違いって?
まずは、妊娠から出産までお世話になる産婦人科・産院について、それぞれの特徴を知っておきましょう。産婦人科では、出産は産婦人科の医師が行います。主に分娩(ぶんべん)台で出産するスタイルで、帝王切開への対応や、緊急事態が起きてしまった場合の医療行為も即座に行うことができます。安全性を重視される方や、高齢出産、切迫流産・早産などの、リスクが高い妊婦さんは産婦人科を選びましょう。
一方、産院では助産師を責任者として出産を行います。助産師は医師ではないため、医療行為はできません。したがって、産院で行われる検診や分娩(ぶんべん)は、医療行為が必要のない通常分娩(ぶんべん)の方のみに限定されています。万が一緊急事態が起こった場合は、提携している病院に搬送されることになります。産院のメリットは、助産師との距離が近い施設が多い点です。大きい病院では検診と出産の担当医師が異なる場合がありますが、産院では少人数のスタッフとアットホームな雰囲気のなか、出産に臨めるでしょう。
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妊娠から出産までにかかる費用とは
健康的に出産予定日を迎えるには、お腹の赤ちゃんの発育状況や母体の健康状態のチェックが欠かせません。そのため、妊娠から出産までの期間には「妊婦健診」が必要になります。妊婦健診では、基本的な問診と血圧・尿・体重などの計測に加え、必要に応じて血液検査、子宮頸(けい)がん検診、超音波検査などを行います。
妊婦健診は体調や妊娠週数によって、月1回から週1回のペースで通うことになり、一般的には出産までに14回程度受けることになります。健診費用は検査内容や施設によって異なりますが、1回5,000円~10,000円程度かかります。特に初診は検査内容によって費用が大きく変わるため、事前に電話などで確認しておくと安心でしょう。
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33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
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