子どもが歩けるようになってくると、屋外で遊ばせていると少し目を離した際にすぐにどこかに行ってしまいます。
事故は起こってしまってからでは取り返しがつきません。今回は歩き始めてから小学校に通い始めるあたりまでの、一番事故の可能性を心配してしまう時期の予防策を紹介していきます。
子どもが事故に遭う理由を把握する
大人と子どもでは、同じ事故に遭うということでも理由が異なってきます。そこで最初は、子どもが事故に遭いやすい特徴を把握していく必要があります。
子どもの事故に遭いやすいポイントを押さえて、予防策を立てる準備をはじめていきましょう。
子どもは好奇心を優先してしまう
大人になれば好奇心はあっても、理性をしっかりと優先することができます。しかし、子どもの頃は理性的な行動をもとめていくのは難しい状態です。
そのため、子どもは興味を持ったものを見つけると、後先を考えず好奇心の赴くままに行動してしまいます。保護者の方は子どもが何に興味を持っているのかを理解したうえで、危険な行動をしないように注意していかなければいけません。
子どもは危険なものを理解できていない
子どもが事故に遭う理由として、保護者が一番注意してあげる必要があるのは、当たり前のことを当たり前だと考えないようにすることです。例えば、普通の大人であれば火を見れば触ろうと思いません。
それは、それまでに生きてきた経験から、当たり前に危険なことだと知っているからです。そのため、普通はしないと考えてしまうことが、子どもが事故に遭う危険につながります。
一度だけの体験では危険を覚えられない
子どもは多くの場合一度体験しただけでは、危険を覚えることができません。やけどをしたとしても、それが火を触ったためだ理解できないことがあるのです。
料理の経験が豊富な方であれば、失敗したときに原因がわかっても、経験の少ない人はなぜかわからないのと同じことです。子どものうちは、結果と原因を直接結びつけていくことが難しいのです。
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子どもの興味をひき危険なものを覚えておく
子どもが事故に遭う理由の中に、好奇心のままに行動してしまうことを上げましたが、事故の予防策はその好奇心が何に対して向けられるのかを把握していくことが大切です。
公園、駐車場、デパートなどで子どもが興味をひかれることを紹介していきます。
公園で子どもの興味をひき危険なもの
公園は子どもが遊ぶ場で、そこには当然興味をひくものがたくさんあります。例えば、遊具、飛び出しを確認するための鏡などがあります。遊具に関しては、大人の考えないような使い方をするため、注意が必要です。
遊具であれば使い方、道路にある鏡などは真下から見上げていると安全のためのものなのに姿が映らないためとても危険です。
駐車場で子どもの興味をひき危険なもの
駐車場で一番危険なことは、かくれんぼをはじめてしまうことです。子どもは自身に関心を持ってほしいと考えるため、車の陰などになっているところに隠れて、見つけてもらいたいと考えます。
しかし、そのときに他の人や車などには注意がいかず、無防備になっています。そのため、とても事故が起こりやすい状況が作り出されてしまいます。
デパートで子どもの興味をひき危険なもの
デパートやスーパーなどで子どもの興味をひいて危険なものは、エスカレーターです。子どもは動くものに対して興味をひかれます。
そのため、特に人の有無で自動的に作動するエスカレーターは、とても興味深く映ります。エスカレーターの手すりなどに上ってしまうと大きな事故の原因となりますので、十分に注意してあげましょう。
ショッピングセンターや量販店、飲食店などのトイレに一人で行かせない!
ショッピングや食事をしている最中に「ママ、おトイレ」と言われるとちょっと面倒な気持ちになってしまいがち。子どもが「一人で行けるよ」と言っても絶対に行かせてはいけません。
すぐ近くにトイレがあるから大丈夫よね、と思ってしまうのが危険な考えです。トイレは店内の隅にひっそりとありがちでしかも密室エリアになっています。
どんな人が紛れ込んでいるかわかりません。必ず大人が付き添ってあげましょう。
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姪達に囲まれて生活しているライター兼編集者です。
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