小学校受験には幼児教室通いが必要?
小学校受験を経て志望校とのご縁を得られたお家の多くは、幼児教室に子どもを通わせていた、という話をよく耳にします。小学校受験するなら幼児教室は絶対に必要だといわれますが、それは本当なのでしょうか。家庭で受験対策をするだけでは合格は難しいのでしょうか。
必ずしも必要、というわけではないが…
幼児教室へ通わずに子どもが国立や私立の小学校に合格したという人はいます。お家の取り組みによっては、それも可能でしょう。実際に、筆者の知人には子ども2人を幼児教室へ通わせずに国立小学校の合格を成し遂げた人もいます。幼児教室へ通ったからといって必ず志望校に合格できるわけではありません。子どもが日常生活の中でどのようなすごし方をしているか、しつけを受けているか、が小学校受験では大きく関わってきます。知的課題への対策も含めてお家でできることはたくさんあるのです。しかし、志望校が志願者数の多い難関校の場合、お家だけでは対応しきれない部分もあります。
本番に近い形で実践的な受験対策ができる
幼児教室では入試本番に近い形を経験し場慣れすることができるというメリットがあることを前記しました。初めての場所、初対面のお友だちがいっぱいいる中で、知らない大人が指示することをしっかりと聞いて理解し、指示に合った適切な行動をするというのは、大人でも容易なことではありません。また、複数の小学校を受験する場合、どの学校にも対応できるよう対策していくのはとても大変です。幼児教室では子どもの資質を伸ばし小学校受験で求められる基準を超える力を総合的に養っていけるよう、カリキュラムを組んで指導をしています。人生で初めての大きな経験となる小学校受験。子どもが興味を持てる方法で、段階を踏みながら、実践的な対策をしていけるのは、子ども自身にとっても、また支える親にとっても大きな助けになるのではないでしょうか。
おわりに
どの子にとっても小学校受験は最初で最後。一生に一度の経験に、心強い味方となってくれるのが幼児教室だといえましょう。成長著しい幼児期だからこそ、可能性をさらに広げてくれる環境を大切にしたいものですね。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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