授乳量を増やそう!おっぱいマッサージの正しいやり方【イラスト解説】

おっぱいマッサージ
母乳にはさまざまな効用があります。赤ちゃんに与える栄養はもとより、経済的だしミルクを作る時間もかからないし、赤ちゃんとのスキンシップもはかれます。
でも母乳は皆が皆、たくさん出るということではないのです。母乳で赤ちゃんを育てたいと思うなら、母乳の確保が一番となります。もし母乳が足らないと感じたなら、マッサージで授乳量を増やしてみましょう。
おっぱいマッサージは大きくふたつに分かれますので、それぞれのやり方をご紹介していきましょう。

乳房マッサージで母乳を出やすくする

マッサージやり方
母乳とは、ママの血液です。もちろん赤くないですから、血液とまったく同じという訳ではありません。母乳の元になっている血液と言った方がわかりやすいかも知れません。まずは乳房マッサージで血流をよくしましょう。

乳房マッサージは、乳房をつぶさないで!

  1. 左側の母乳をマッサージするなら、右手で左側の乳房を包み込むよう持ちます。左側の手で真横から乳房を押してください。外側から内側にかけて4~5回、乳房をつぶさないように気を付けながら続けます。
  2. 次は乳房を包んでいる右手を、下にずらします。左手は右手を支える位置に移動して、右側に4~5回押しながら、ゆっくりマッサージをしますが、その際も乳房をつぶさないようにしましょう。
  3. 最後に乳房の下に左手を持っていきます。右手は乳房を支えます。両手で乳房を真上にすくうように4~5回続けてください。
  4. ひととおり左胸のマッサージをおこなったら、左右を入れ替えましょう。強く力を入れることなく、優しくゆっくりと続けてください。

母乳マッサージをおこなうタイミング

血液の循環をよくするために、入浴中にマッサージをおこなってもよいですし、マッサージの前に蒸しタオルを使って乳房を温めるのも効果的です。
乳房の下側、基底部をよく動かすと母乳の分泌促進となりますので、基底部を意識してマッサージをおこないましょう。

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乳頭・乳輪マッサージで飲みやすく

マッサージやり方その二
母乳は赤ちゃんに飲んでもらうことで、さらに出やすくなります。ママと赤ちゃんが一緒になってやるからこそ、成功するのです。次は、赤ちゃんがくわえる乳房を柔らかくして飲みやすくするマッサージです。痛みを感じたら止めましょう。

優しく、力を入れ過ぎないのがコツ

  1. 左手で左乳房を下から支えます。右手の親指、人指し指、中指を使って左胸の乳首をつかみ、少しずつ圧力を加えます。3秒を目安として、乳首が硬い場合は5~10秒押さえ続けましょう。
  2. 位置や角度を変えて、乳頭・乳輪部全体を1分かけて圧迫します。
  3. 乳頭・乳輪部を左右に捻じりこむようにマッサージします。最後は数回引っ張って左胸は終了。右胸と交換します。

一度出やすくなったら、次は大丈夫です

乳首が柔らかくなることで、赤ちゃんが乳首をくわえやすくなり、授乳もしやすくなります。母乳は一度出ると出やすくなり、赤ちゃんも一生懸命飲むことで、さらに出ていきます。反対に母乳が出ないと、赤ちゃんも嫌になって泣きだして母乳を飲まなくなります。母乳を飲まないと、さらに母乳は出なくなるという悪循環に陥ってしまいますから、まずは乳首を柔らかくなることが大切と言えるでしょう。

おっぱいにいいものは?

野菜中心のあっさりした和食がおすすめです。油ぽいものや甘いものは乳腺炎になってしまうこともあるので注意しましょう。以下の食材を参考にバランスがよい食事を楽しみながら摂取することを心がけてください。

おすすめな食材

  • 豆製品・・・大豆、味噌、豆腐
  • ごま類・・・ごま、ナッツなど
  • 海藻類・・・わかめ、ひじき、昆布など
  • 野菜・・・根菜(大根、人参、ごぼうなど)、葉物(ほうれん草、キャベツなど)
  • 魚・・・赤身、白身、小魚、貝など
  • きのこ類・・・しいたけ、えのき、しめじなど
  • いも類・・・さといも、じゃがいもなど

食事アドバイス

  • 主食・主菜・副菜を基本にたくさんの食材をバランスよく食べる
  • 朝食を抜かしたりせず、一日三食しっかり食べる
  • 肉は極力控えて、その分、魚介類・豆・豆製品・野菜類・海藻類を多く食べる
  • 添加物・加工食品は避ける
  • 油・砂糖・食塩はほどほどに

水分はたっぷり

おっぱいは血液からつくられます。そのため血流をよくするために水分をたっぷりとることをおすすめします。体を冷やさないためにも冷たい飲み物よりは温かいものを飲むようにしましょう

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