妊娠時に用意するものリストに大抵含まれている妊婦帯。通常2~3枚必要とされていますが、なかには全く使用せず出産を迎える人もいるようです。ここでは妊婦帯の種類や妊婦帯を使用するメリットやデメリットをご紹介します。出産準備中で妊婦帯を買うかどうかを迷っている方はぜひこの記事を参考にしてください。
妊婦帯とはどんなもの?
妊婦帯は妊婦用ショーツなどとともに妊娠時によく利用されています。昔はさらし布を巻いていましたが、現在はそれに代わり機能的な妊婦帯がたくさん販売されています。ここでは妊婦帯の歴史や妊婦帯の種類についてご紹介します。
妊婦帯の目的は保温と支え
犬のお産が軽いことにあやかって、妊娠5~6カ月目の戌(いぬ)の日にさらしの腹帯を巻いて安産を祈るというのが、日本の古くからの習慣です。それをもっと使いやすくしたものが妊婦帯です。妊婦帯の主な目的は、おなかの保温とおなかを支えることによる腰痛予防です。昔はおなかが大きくなりすぎることや赤ちゃんが降りてきてしまうことを防ぐと言われたこともありますが、これらに医学的な根拠はありません。
妊婦帯の種類
妊婦帯には以下のような種類があり、大きく分けると筒形とパンツ型に分けられます。
さらし | 安産祈願でもらえることもある伝統的なタイプ。どんな体形の人にも巻くことが できる一方、巻き方にはコツが必要。 |
筒型(腹巻き) | トイレでも上げ下ろしが不要で付けたままいられるタイプ。しっかり保温 できるので就寝時にもおすすめ。 |
パンツ型 | おなかを支える機能が付いたタイプ。ずれにくく日中の着用でも安心。 |
サポート型 | 妊娠中後期でおなかをしっかり支えたい場合におすすめ。筒形、パンツ型と 併用する場合も。 |
骨盤ベルト | 産前は盤のゆがみをおさえ、産後は緩んだ骨盤を正しく支える機能がある タイプ。産後の産褥ベルトとしても利用可能。 |
妊婦帯は少し大きめサイズを選ぼう
妊婦帯はもともとマタニティサイズとして大きめに作られていますが、妊娠9~10カ月ごろになるとかなりおなか周りが大きくなってきます。そこで戌(いぬ)の日がある5カ月ごろに購入する場合はこれからまだまだおなかが大きくなるため必要なサイズがイメージしづらいです。場合によってはきつくなってしまう可能性もあるでしょう。もしもサイズ選びに迷ったら妊娠前S~Mの方はマタニティMサイズを選ぶなど、少し大きめサイズにしておくと安心です。
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やっぱり便利!妊婦帯のメリット
先に紹介したとおり、妊婦帯にはたくさんの種類があり日々改良されています。どんな着け心地なのか、どんな機能が付いているのかについて検討すると、自分にあった妊婦帯が選べるでしょう。
とにかく温かい!
妊婦帯最大のメリットはその温かさでしょう。妊娠後期でもちょうどよいサイズ感で作られているため、通常の腹巻きにはないホールド感があります。普段下半身はマタニティのズボンやスカートをはいていても、上半身は妊娠前の服ということも多いでしょう。おなかが大きくなるにつれを少し服の着丈が足りず、なんとなくおなかが出てしまいがちですが、妊婦帯をしていれば、おなか周りが温かく、体を冷やさずに済みます。
腰痛を防ぎ産後の骨盤サポートも
おなかが大きくなるとそれにあわせて前かがみになり姿勢が悪くなりがちです。妊婦帯には支えになる部分に伸縮する素材を縫い込んでいるタイプだけでなく、面ファスナーで好みの強さに支えられるタイプもあります。ちょうどよい力加減で支えることで腰や下腹部に負担がかかりにくくなります。また、サポートベルトが独立しているタイプであれば、産前産後両方で利用できます。
電磁波シールド機能が付いているものも
携帯電話やパソコン、電子レンジから出る電磁波が胎児の発育やガンの発生と関係あるのでは?という説があります。実際のところははっきりしていませんが、妊婦帯でも電磁波をシールドするタイプのものが販売されています。電磁波を防ぐエプロンを着用する方法もありますが、普段から電磁波に気を使いたい場合は妊婦帯を選ぶのがおすすめです。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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