妊娠中といえども、旦那さんにもらった大切な結婚指輪を外したくない!と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし結婚指輪を付けたまま出産を迎えるのは、危険を招くこともあるのです。ここでは妊娠中の指輪は外しておいた方がいいとされる三つの理由と外すタイミング、外れなくなった際の対策についてもご紹介します。
妊娠中は指輪を外した方がいい!
妊娠したからといって必ず指輪を外さなければならない、といったことはありません。しかしその指輪一つに思わぬ危険が潜んでいる可能性もあるのです。ここでは、指輪を外しておいた方がいい三つの理由についてまとめました。
たまGoo!インスタスートリーでのアンケート結果では「外してない!」と回答した人が52%もいました。
(2022年9月)
むくみや帝王切開での出産でなければ、指輪を外す理由がないのかもしれませんね。
1.浮腫(むくみ)が進行すると抜けなくなってしまう
妊娠中はどうしても身体が浮腫(むく)みやすくなってしまいます。浮腫(むく)みやすくなる時期やその程度には個人差があるものの、なんの前触れもなく急に浮腫(むく)み生じることもあるのです。「指が浮腫(むく)んで悲惨な姿になった」と話す妊婦さんも多く、むくみを放置しておけば指輪は抜けなくなってしまいます。指輪が抜けず食い込んだ状態が続くと血流も悪くなり、指が壊死(えし)する危険性もあるのです。
2.帝王切開で出産すると感電する可能性も
帝王切開時に電気メスを用いて手術をする場合、指輪のみならずアクセサリー類は感電の恐れがあるため必ず外します。この際に、浮腫(むくみ)等が原因で指輪が外れなかった場合、指輪の切断を余儀なくされることもあります。妊娠中はいつ何が起こるかわかりません。自然分娩の予定でも、何かあったときのことを考えて指輪は外しておくとよいですね。
3.産後すぐの赤ちゃんのお世話に悪影響?
服や髪の毛等に引っかかりやすいデザインの指輪は赤ちゃんのお世話に支障をきたす恐れがあるため、もちろん外しておいた方がよいです。また指輪は雑菌の寝床ともいわれているほど、日常生活の皮脂やゴミを餌に繁殖しています。産後すぐに赤ちゃんのお世話を開始しなければなりませんので、出産前から指輪は外しておいた方が良いでしょう。
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身体の浮腫(むくみ)が感じられた段階で外す
料理をするのに指輪を外してつける際に少しきつくなってきたと感じたときや、普段履いている靴が小さくなったと感じたときなど、身体に浮腫(むくみ)の症状が起こったタイミングで外しておくと問題ないでしょう。妊娠中に「まだ大丈夫」はありません。寝て起きたらパンパンに浮腫(むく)んでいたなんてこともあるので、異変を感じたらすぐに外すことをお勧めします。
浮腫(むくみ)がひどくなりやすい8〜10カ月頃を目安に
妊婦がかかりやすい「妊娠高血圧症候群」は、浮腫(むくみ)・尿タンパク・高血圧からなる合併症のことをいいます。この妊娠高血圧症候群は、妊娠末期である8〜10カ月頃に最も起こりやすいため、これより前に指輪を外しておいた方がよいでしょう。必ずしも妊娠高血圧症候群にかかるわけではありません。しかしこの頃は血液量が増加しやすく浮腫(むく)みやすい時期なので注意が必要です。
産院から外すよう指示が出されたとき
浮腫(むくみ)がみられていない場合でも、産院によっては指輪を外すよう指示をするところもあるでしょう。出産を控えて入院をはじめた頃にいわれることが多いため、病院内で指輪を外さなければなりません。テーブルの上に置いておいたら何かの拍子に落ちてしまったなどして無くしてしまう可能性もありますので、ケースを持っていくなどして保管しましょう。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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