独身のときは家族が身の回りの世話をしてくれたり、一人暮らしなら必要最低限の家事で事足りたりの生活でしたが、主婦ともなると家族のためにやらなければいけないことがたくさんあります。そんな忙しい主婦が働くのですから、会社選びは重要です。ポイントを絞りながら、家庭の状態と自分の適性を考え合わせて最適な会社を選びましょう。
フレックスタイムで働くことについて
好きな時間に働けるのがフレックスだと思っている人が多いのですが、きちんとしたルールがあります。必ず出勤しなければいけない「コアタイム」、その時間内であれば自由に出勤や退勤ができる「フレキシブルタイム」。そして、「コアタイム」も「フレキシブルタイム」もなく、1日の出退勤時間が自由に決められる「完全フレックスタイム制」があります。
希望する会社がどの制度を導入しているのかをチェックしましょう。
フレックスタイムが主婦に優しい理由
「コアタイム」が10:00~16:00と設定されていたら、家族の急な発熱や用事に対応した後に出勤することができるでしょう。もちろん、早く出勤して夕方の用事に間に合わせて退社することも可能なので、忙しい毎日の予定に合わせて仕事ができるのは助かりますね。
フレックスタイムといえども、仕事を投げ出すわけにはいかないので、朝から夜まで働く日もあるかもしれません。しかし、一カ月間の清算時間があるので、規定時間を超えて仕事をした場合は残業代も出るので、心配は不要です。
主婦に厳しいフレックスタイムとは
フレックスタイムで働くということは、やらなければいけない仕事を自分の責任で時間を管理して遂行するということです。つまり、納期に間に合わせるためには「コアタイム」だけでは終わらず「フレキシブルタイム」にめいっぱい働く日もあるということです。
「完全フレックスタイム制」の場合は、時間の制限がない分さらに働く時間が長くなることもあり得ます。自分だけの力では時間のコントロールができないとき、主婦としては困った状況になってしまいますね。
主婦がフレックスタイムで働くには
フレックスタイムを導入している会社に就職を考えている場合は、その会社で主婦が何時から何時まで仕事をしているのか、実情を調べましょう。転職サイトより人事担当者や社員から得る情報のほうが、部署も確定できるので参考になります。
そして、自分ならどの時間帯で働けるのか、もしそれ以上に働く必要があるのなら、家事や育児を手伝ってもらえるのかなどについて、家庭で十分に話し合いましょう。就職後のトラブルを避けるためにも無理のない働き方を考え、家族の協力体制を構築しておきましょう。
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残業をしたい主婦としたくない主婦の働き方
家事や自己実現の時間を優先するために、絶対に残業はしたくない主婦もいれば、残業代がつくほうがうれしい主婦もいます。また、残業をしてでも割り振られた仕事をやり遂げたい主婦もいます。面接時には残業と残業代の有無をしっかりと聞いて、納得のいく会社を探しましょう。
残業は絶対にNGの主婦が注意することとは
残業ができない主婦にとっては「みなし残業」のある会社や、仕事が終わるまでは暗黙の了解で退社できない会社で働くのは難しいでしょう。また、残業はない契約になっていても、雰囲気的に15分~30分は席を立てない会社もあります。
残業については入社してからでないとわからないこともありますが、入社面接等で確認をすることができます。採用がかかっているので聞きにくいかもしれませんが、意外に先輩主婦はしっかりと担当者に確認をしています。雇用契約書に署名する前に、不確かな点はできる限りクリアにしておくことが大切です。
残業することのメリットについて
決算時期や納期が間近なときなどは仕事量が増えるので、残業しなければ業務をこなせないこともあります。残業が可能な主婦にとっては責任をもって仕事をやり遂げる充実感と、残業代でお給料が増えるリッチ感で時々の残業がうれしい場合もあるでしょう。
また、仕事内容によっては将来のキャリアアップにつながることもあるでしょう。自分がどの程度までの残業が可能なのかを、家族のサポート状態なども十分に相談をして決めておきましょう。会社を選ぶときの譲れない条件の一つとなります。
残業が家庭に与える影響を考えましょう
残業が増えれば、帰宅時に買うお総菜で夕食、疲れて家事は後回し、家庭での会話が減るなど、生活に変化が起きます。仕事と家事を完ぺきにこなそうとすると、自分の健康を損なう可能性も出てきます。
5年後10年後の自分自身と家族に与える影響をよく考え、家族のサポートはどのようなものかを家族に確認しましょう。そのうえで、残業の有無や時間などの条件に合う会社を選ぶことで、納得する仕事をすることができて、家庭内のトラブルなども回避できるでしょう。
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22歳と18歳の二人の子どものママです。その時にやりたいことを楽しんでやる、楽しい毎日を過ごしています。
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