少子化と言われて久しいですが、子育てしながら共稼きをしているご夫婦も増え続けています。そんな中、育児をしながら仕事をしていて「よかった」と思えることや子どものことで「ちょっと困った」ということなどをまとめてみました。最近、少しずつ増え始めた育児支援や、自治体のサービスを上手に使いながら楽しく子育てできたらいいですね。
子育てしながら共稼きで、「よかった」こと
子どもが生まれてからも妻が働くというスタイルは、今ではごく普通の選択肢となっています。女性の働き方も多方面にわたり、専門職や正社員など、一度職を離れてしまったら、同じような職場に再就職が難しいという理由で、共稼きを選択する夫婦も増えています。仕事をしながらの育児は大変ですが、「よかった」と思えることはたくさんありますよ。
気持ちの余裕が生まれ、将来のための貯蓄にも
夫婦共稼きで、一番の利点としては、やはり収入源が二つあるということではないでしょうか。子どもが生まれたら、おむつ代や習い事など、食費や水道光熱費の生活費以外にも、何かと出費がかさむものです。共稼きだと、子どもの教育にお金をかけることもできますし、旅行や外食など、余暇の過ごし方も変わってきます。生活費以外の部分で、マイホームや老後のための蓄えにするなど、計画的に貯蓄することも可能です。
離れている時間の分、家族の絆が深まる
共稼きをすることで、育児や家事を分担せざるをえなくなり、その分、夫婦の絆も深まります。ママが仕事のときは、パパが子どもの世話をしたり、二人でお互いに家事を分担したり。パパの積極的な育児参加や家事の協力によって、ママの気持ちも和らぎストレスも軽減されるでしょう。夫婦の信頼関係も深まり愛情も深まりますよ。そんなパパとママの姿を見て子どもは、愛情が豊かに育つのではないでしょうか。時間が少ない分、一緒にいるときにはより深く子どもとの時間を大切に過ごすことができます。
家庭の外に、自分の居場所があるということ
子どもを産んだら、「○○ちゃん(くん)のお母さん(ママ)」と呼ばれるようになります。仕事をしていたら、誰かの母ではなく一人の人間として母親以外の役割で生きがいを感じることもできます。仕事と育児の両立は楽なことばかりではありませんが、職場では本来の自分を発揮できますし、社会とつながっているという充実感が、育児にもよい影響を与えるようです。
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共稼きで「ちょっと困った!どうしよう」
経済的、精神的にメリットもある共稼きですが、子育てしながらこれまで通りの時間で仕事をするというのは、やりくりが難しくなってしまうことも。仕事も育児も両方頑張りたいと思うママが「こんなとき、困った」と思うのは、どんなときなのでしょうか。
育児に家事に仕事にと時間に追われる生活
収入が安定するとか、自分の時間を持てるとか、共稼きのメリットは多くありますが、一方、子どもと接する時間がどうしても少なくなってしまいます。仕事が終わって帰ってくると、子どもの面倒を見ながら、すぐに夕食の支度をしなければならないなど、時間に追われる生活になります。そんなときは、疲れ切ってイライラしてしまうことも。働き方も工夫して、子どもとの時間の確保が必要なときもあります。
仕事と育児のはざまで悩むことも
仕事と育児のバランスのとり方で悩むこともあります。子どもの急な病気で仕事を休まざるをえなかったり、保育園のお迎えの時間があるので残業ができなかったり、職場の人への負担を考えると、どうしても不安になるのではないでしょうか。一方、仕事でPTAの行事に参加できない、子どもの急な発熱で連絡があっても、すぐにお迎えに行くことができないなど、子どもへの対応で困ってしまうこともあります。
子どもを安心して預ける場所の確保
地域によっては、希望の保育所は待機児童が多くて入れないという実情もあるようです。保育所選びも、自宅に近い場所にするのか、職場に近いところに入所を決めるのか、または、実家のサポートが受けられるのであれば、実家の近くの保育所に決めるのかなど、選択肢を広げて考えてみましょう。また、地域によっては3歳未満までを預かってくれる乳児保育所もあります。3歳未満は乳児保育所、3歳からは延長保育のある幼稚園に通うという方法もあります。
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高校生男子と中学生女子の母。思春期真っ只中の2人の子育て、まだまだ奮闘中です。
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