母子家庭は増加傾向にあり、母子世帯の半数以上が貧困状態にあると言われています。母子家庭は、過去25年間で1.5倍に増加しており、年間の平均就労収入が181万円と、世帯収入としてみると高いとは言えないのが現状です。
子育ても重要ですが、生活していくためには働かなくてはいけません。特に、小さい子どもがいる母子家庭の場合は、子育てと仕事の両立に悩んでいるお母さんも多いのではないでしょうか。ここでは、子育てと仕事を両立させるために、母子家庭で仕事を選ぶときのポイントを四つご紹介しましょう。
その1 現状の収入や将来にかかる出費など金銭的な現状を把握して、働き方を考える
自分の置かれている状況を考えたときに「収入」と「時間」どちらを優先するか考えましょう。子どもの年齢や、周りのサポート状況によって変わってきます。
毎月どれくらいの支出があって、将来的にどれくらいの貯蓄が必要となるかなど金銭的な面を把握する必要があります。子どもの進学状況などにより、出費やベストなタイミングのことを知っておくことが大切です。
月にいくら必要なのか、就業可能な時間、職種は何がよいのかなど、現状の状態を考えると、必要な働き方が見えてきます。
正社員として正規雇用で働く
雇用保険、健康保険などの保険が整っていること、毎月安定した収入を得ることができることが最大のメリットです。母子家庭の場合は、子どもとの生活を1人で支えていかなければいけないため、安定した収入は魅力的と言えるでしょう。
ただし、短時間勤務ができないことや職種によっては残業があるなど、長時間拘束され時間の制約がある場合は子どもを過ごす時間が少なくなってしまいます。
パートやアルバイトなど非正規雇用で働く
保険は勤務先によって異なりますが加入対象となることもあります。勤務時間は時短やシフト制など、自分の状況によって選択できるので子どもとの時間を優先できることがメリットです。しかし、勤務時間や日数が安定しないため、収入が安定しにくくダブルワークをしなくてはいけないこともあります。
置かれている状況によって選択できる働き方が変わってきますが、子どもが小さい頃はパートやアルバイトなどの非正規雇用で働き、成長したら正社員として正規雇用に移るなどそのときの状況によって変えていく方法もあります。
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その2 できないことを決めておく
一家の大黒柱として収入を増やしたいですが、無理をしては意味がなくなってしまいます。最初に、できないことを決めておくと仕事を探しやすくなります。
子どもの預け先
子どもの年齢にもよりますが、保育園や幼稚園、土曜日や日曜日に働く場合など、1週間の何曜日、何時から何時まで子どもをサポートしてもらえるのかしっかりと把握しておきましょう。
把握することで、仕事を探すときの目安にもなりますし、雇用条件と合わないのであれば、子どもを預かってくれる場所を最初に確保しておく必要が出てきます。また、子どもが風邪のときや、夏休みなどの長期休暇の際に預けられる場所があるかなども調べておきましょう。
地域によっては、ファミリーサポーターや保育ママなど急な場合に対応してくれる機関や、病気のときに預かってくれる病児保育施設もあるため、いざという時に対応できるようにしっかりと調べておく必要があります。
休日や出勤可能な時間帯を決めておく
休日や出勤可能な時間帯を決めておくことで、仕事を探すときに探しやすくなります。
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