出産は本当に大仕事。ママの身体も思うように動かない中、出産後すぐに赤ちゃんと家事をこなすのは現実的にとても過酷であることから、初産婦さんも経産婦さんも、里帰り出産を希望されるママさんが多いようです。でも、帰省するタイミングや病院の検診のスケジュールはどう立てればいいのか、初めての時はとても不安ですよね。そんなママの疑問を解消します!
帰省のタイミングは状況により見極めよう
一般的には、里帰りするタイミングは30週~35週の間です。その間にママやご家族の状況をふまえて皆で相談して決めるようにしましょう。ここで特に重要なのは「移動距離」と「上の子がいるかどうか」となります。具体的にあなたの状況をイメージして考えてみましょう。
里帰り先が【遠方】の場合は33週までに
妊娠後期の大きなおなかを抱えたママの身体にとって、新幹線・車・飛行機どの交通機関であっても、長時間の移動は想像以上にハードになります。ただでさえ何が起こるか分からない出産ですので、大事をとって早めに長距離移動を済ませておくほうが安心です。気軽に自宅と実家を行き来できないため、遠方の里帰り出産は出産予定日から2、3カ月程前に行うママが多いようです。
里帰り先が【近い】場合は35週までに
里帰り先が同じ県内・市内など1、2時間以内で済むのであれば、ある程度直前まで自宅で粘っても問題ありません。ママ本人だけでなく、母親や旦那さんも気軽に行き来できる点も便利ですよね。この場合は、ママや家族の気持ちを考慮して皆がストレスなく過ごせることを優先して帰省するタイミングを計りましょう。家族皆で話すことが重要です!
その他さまざまな状況により判断しましょう
自宅と里帰り先の距離感と共に、以下のようなケースはその都度考える必要があります。
上の子がいる場合
幼稚園・保育園に通っている場合はパパひとりでは対応できないことが多く、子どもも一緒に里帰りすることになります。実家で上の子の面倒をみてもらえる状況かを考慮しましょう
仕事の都合がある場合
有給を消化して前倒しで産休に入る場合は職場の上司に相談しておきましょう。ママが里帰りすることは、上の子やパパの生活スタイルが数ヶ月かわることになります。まずは家族で相談することが大切ですね。
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病院の検診や引き継ぎはどうやるの?
遠く離れた二つの病院とやりとりする必要があるので、どのような流れで進めればよいのか分からず不安ですよね。基本的には、里帰り先の指示に従って必要なものをそろえれば問題ないですが、事前にしっかり流れをチェックしておきましょう。
一般的な流れ<病院探し~分娩(ぶんべん)予約まで>
里帰り出産の場合、一般的には以下のような流れになります。
- 里帰り出産することを決めたら、出産する病院を決める
- 20週までを目安に、出産する病院へ分娩予約を入れる
※人気の病院はベッドが埋まってしまう可能性があるので、早いに越したことはありません。また、健診をその病院で受けないと分娩を受け付けてくれない場合もあるので事前に病院へ電話して確認しておきましょう。予約金も必要ですので、合わせてチェックしてください
一般的な流れ<分娩予約後~出産まで>
- 分娩予約を済ませたら、その時点で以下を確認する
- いつまでに里帰りをしておくべきか
- 前の病院からもらっておく必要があるものは何か(「紹介状」と言われるはずです)
- その他準備するものは何か
- 里帰り出産をする直前までに、それまでの病院から紹介状と必要な書類などをもらっておく
※こちらは病院側も準備を必要としますので、なるべく早めに伝えておきましょう
不安になったら、病院側の指示に従うこと!
一般的な流れは前述した通りですが、病院ごとに必要書類や、またそれが必要なタイミングは異なる場合があります。基本的には里帰り先の病院に指示を仰いで、必要なものを然(しか)るべきタイミングまでに今の病院でそろえてもらうということを念頭に置いておいてください。里帰り先で「忘れていた!」ということがないように、しっかりチェックしましょう。
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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