夜の営みは、夫婦ならば当たり前にあることです。子どもが生まれてからは、夜の営みは「子どもが寝てから」になりますが、子どもは夜中に突然起きることがあります。夜の営みを子どもに見られたときには、どうやってその場をしのいだらいいのでしょうか。また、子どもはパパとママの昼とは違った一面を見て、どう思うのでしょうか。今回は、夜の営みを子どもに見られたときの対処方法や子どもの気持ちについてお話しします。
夜の営みを見た子どもはどう思う?
夜の営みを子どもに見られたときは、パパもママも動揺します。しかし昼間とは姿も様子も違うことに子どもはもっと動揺しているかもしれません。まずは、夜の営みを見てしまった子どもは「どう思うのか」を考えてみましょう。
パパがママをいじめていると思う
子どもが「どう思うのか」は、子どもの年齢や子どもに見られたときの状態によって変わります。3歳前の小さな子どもならば、服を着ていないことを変だとは思わないかもしれません。むしろ、普段は聞いたことがない声や体勢を見て「いじめられている」「攻撃されている」と思うでしょう。ママの声を苦しんでいる声だと思い、怖くて声が出せず立ちすくんでしまう子どももいます。
自分だけが仲間外れにされたと思う
幼稚園児になると仲間意識も芽生えてきます。パパとママがひとつのベッドに入っているところを見て「自分だけが仲間外れにされた」とショックを受けてしまう子どももいるかもしれません。子どもは「自分が家族の中心的な存在」と思っていることがあるため、自分の知らないところで、パパとママが想像を超えるスキンシップをしていることに驚いてしまいます。
パパとママに嫌悪感を持つ
小学生になれば、夜の営みが単なるスキンシップではないことに気がつく子どももいます。性的な意味や子づくりのことがわからなくても、なんとなく「いやらしいこと」と思ってしまうかもしれません。いつものパパとママが、急に男と女に見えてしまい嫌悪感を持つこともあります。特に小学校高学年になり、さまざまな知識を持っている子どもは、その後の親子関係にまで大きな影響を与えてしまうこともあるかもしれません。
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夜の営みを子どもに見られたときの説明例
夜の営みを見た子どもは、年齢に関係なく大きなショックを受けます。親は、夜の営みを子どもに見せないようにしなくてはいけないですね。しかし、どんなに気をつけていても、100%見られないという保証はありません。ここからは、夜の営みを子どもに見られたときの説明例をあげて、少しでも子どもの心を傷つけない対処方法を紹介します。
「遊んでいたよ」と冗談で乗り切る
子どもが小さいうちは、できるだけ子どもの頭の中に「今見た光景」を残さないようにします。「パパと遊んでいたよ」や「お洋服着る前に寝ちゃったみたい」のように冗談で乗り切ってみましょう。親は、子どもに見られた恥ずかしさで、子どもを早く部屋から出したくなります。しかし、パパとママの反応によっては、夜の営みを見た事実よりも子どもを傷つけることもあるのです。パパとママが冷静に子どもを受け入れれば、子どもも「たいしたことではなかったのかな」と受け流すことができるでしょう。
「大好きだから抱っこしていたの」と言う
夜の営みを見た子どもがおびえているときには、すぐに恐怖を取り除くようにします。夜の営みを「攻撃」と思っている様子ならば「大好きだからぎゅっと抱っこしていたよ」と伝えてあげるといいでしょう。攻撃をしていたのではなく、愛情表現のひとつだとわかれば子どもは安心します。子どもが立ちすくんでいるようならば、子どももベッドに入れて抱きしめてあげましょう。子どもは、いつものスキンシップと結びつけることができて、頭の整理をしやすくなります。
冷静になってから年齢に応じた説明をする
夜の営みを子どもに見られたとき、子どもの年齢によってはごまかしや間接的な説明が通用しないかもしれません。特に、夜の営みの意味がわかる年齢になっている子どもにごまかしをしてしまうと「夜の営みは悪いこと」と言っているようなものです。小学校高学年以上の子どもに見られたときには、年齢に応じた説明をしてもいいのかもしれません。ただし、夜の営みを見られた直後は親も子どもも冷静ではないはずです。時間がたってお互いに冷静になってから話をしてください。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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