「正中線」とは、本来「体の中央を、頭から足先までまっすぐに降りていく線」を指す言葉です。しかしこれが「妊娠中の症状」と結び付けられると、また違った意味を持ってきます。今までみたことのないものなので、不安になってしまう人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「妊娠中の正中線」に着目してお話していこうと思います。
妊娠中における「正中線」とはどんなものを指すのか?
妊娠中にでてくる「正中線(せいちゅうせん)」は、胸の下あたりから下腹部にかかって走る、1本の線のようなものを指します。
これは、人間が人間としての形を作るときに接合部分にできる線のことであり、実は誰もがもっているものです。しかし妊娠をすると、体にさまざまな変化がおきます。メラニン色素の量も増加するため、今までは目立たなかったものが、目視で確認できるようになるのです。
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正中線はどう変化するのか?
正中線は妊娠中に目立ってくることがありますが、これは、多くの場合は出産が終わると徐々に消えていくといわれています。妊娠中におきた諸症状の多くは、出産をするための「備え」「変化」の過程で起こるものですから、子どもが生まれればその変化もなくなります。
そのため、多くのケースでは、1年もたたないうちに正中線は消えるといわれていますので、あまり気にしないようにしましょう。子育てに一生懸命になっている間に、気が付けばまったく気にならない状態になっていた、ということがほとんどです。
ちなみに、正中線は時間の経過とともに消えますが、いわゆる「妊娠線」は跡に残ることがあります。これは「肉が割れること」によっておきるものであるため、いったんできてしまうとなかなか回復が難しいのです。また、正中線とは違い、痛みやかゆみを伴うこともあります。このような点で、「正中線」と「妊娠線」は明確に区別されます。
また、以前は「正中線のでき方で子どもの性別が分かる」ともいわれていました。正中線がぼんやりしていれば胎児は女の子で、正中線がはっきりと目立つようにでているのであれば胎児は男の子だ、と考えられていたのです。ただ現在はこのような考え方には科学的・医学的な根拠はないとされており、否定されています。
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