パパっ子だとママの育児は楽になるのか
子供がパパっ子になると、どうしてもママは「自分が不要に感じる」と不安に思うことがあるかもしれません。しかし、マイナスに考えることはないのです。実は、子どもがパパっ子になることによって、ママがすごく楽になる部分が多くあります。
ママが家事に集中できる時間が増える
子どもがママっ子の場合は、どうしても家事をしている最中に「ママー!」と呼ばれてしまったり、話しかけてきて、何かと作業が中断してしまうことも多いです。そうなると、なかなか家事が進まなくなり、ママ自身がイライラし始めることもあるでしょう。しかし、ママがイライラしていると子どももストレスですし、子育てがうまくいかないと感じることも。
一方、子どもがパパっ子の場合、ママが家事をしている時はパパと一緒にいてくれるため、家事に集中できます。結果として、メリハリの効いた生活を送れることでしょう。
困ってもパパなら言うことを聞いてもらえる
子育てをしているときにとても困るのは、子どもがママの言うことを聞かない場合です。普段からママの方が子供を叱ったり、話し合いをすることが多いので、どうしても子どもはママに怒られることに慣れてしまって、全く叱る意味がなくなることもあります。パパっ子じゃなければパパの言うことも聞かないので、もうお手上げ状態です。
しかし、パパっ子であればママは嫌だと思っていても、パパの言うことであれば「わかった」とすんなり言うことをきく可能性が高いのです。
体調不良の時もパパに子どもを頼める
ママが子育てをしていて困る瞬間で多いのは、自分自身が体調不良になった時だといえます。今まで全く育児に参加して来なかったパパの場合、子どもの扱いがわからずに実家に頼んだり、体調不良の中でもママが頑張らなくてはいけないこともあるからです。
そうなると、心底疲れ果ててしまいますが、パパっ子の場合は普段からパパとのコミュニケーションが取れているので、ママが倒れてもパパに育児を頼むことができます。パパとしても子どもとの時間をとる嬉しいタイミングですし、子どもも大好きなパパと過ごせるので特に問題はありません。ママの心の負担が軽減するのは、とてもかなりメリットに感じられることでしょう。
おわりに
子どもがパパっ子だと、ママはなんとなく寂しい気持ちになってしまいますが、育児の負担が減るメリットがあると思えば、喜ばしいことですよね。育児に夫婦2人で参加できることは、素晴らしい子育ての形だとポジティブに考えてみることが大切です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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