隠れ毒祖母も!こんな傾向に気をつけて!
外からは一見優しそうなおばちゃんでも、実は隠れ毒祖母というケースがあります。分かりづらいため、実際に深く関わらないと理解できないのが特徴です。被害者の話を聞いていると、実際それほど深刻ではないのでは?と思われがちでも、実は根深いダメージを負っていることもあります。
被害妄想や被害者意識がなぜか強い毒祖母
「せっかく私が○○をやってあげたのに、どうしてそれを受け入れてくれないの?」などと、自分の思い通りにならないと「かわいそうな私」というアピールをしてくる毒祖母がいます。周囲に人がいる時に限って都合よく泣いたりして、同情を誘う悪質なケースも。周囲からは分かりづらいことが多く、毒祖母の被害にあっている孫や子どもが、加害者として周りから責め立てられる場合もあるのです。
毒祖母が絶対に正しいと信じて疑わない
「自分が正しい」と子育てに干渉し、私の言うことが絶対正しいと信じて疑わないのも、毒祖母の特徴としてよくあるパターンです。少しでも否定しようものなら、私を否定する人はどうかしていると全力で攻撃してくるため、周りが精神的に追い込まれるケースもあります。一般的にこれは元々毒親で、それが毒祖母にランクアップしたというケースがほとんどです。
時代錯誤や男尊女卑が激しい
男尊女卑が激しく、時代錯誤も甚だしいというのが毒祖母の特徴でもあります。また、やけどをした時には味噌を塗るとすぐに治るから、病院など行かなくてもよいなど、昔の間違った医療知識を正しいものと信じて疑わないのも、毒祖母の特徴です。中には、認知症などが影響している可能性もありますし、世代間の問題という可能性もあります。しかし、相手をしなければならない孫たちはたまったものではありません。ちなみに、こういった毒祖母は周りの家族を巻き込み、あたかも自分が正しいという洗脳のような行動をとることもありますので、注意が必要です。
おわりに
毒祖母の相談は、なかなか周囲にできないという方も多いことでしょう。また、毒親や毒祖母の問題点は、第三者であれば問題になるケースなのに、直系血族ということで、なかなか問題視されない場合もあります。地域のつながりが強ければ、まだ外部からの干渉もあり得ますが、最近はこのような地域のつながりも薄くなっているため、「おかしいな」と感じたら、家庭内で誰かが立ち上がることが大切です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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