七五三のお札や、破魔矢、どうしたらいい?
七五三のお祝いとして、神社などで祈祷(きとう)してもらうと授与品としてお札や破魔矢などをいただくことができます。それら縁起物をどのように飾り、そしていつまで保管すればよいのか・・・子どもの成長を願い祈祷していただいたものなので、一般的なお守りやお札、破魔矢とはまた違い迷うところです。七五三の授与品の場合の処分時期や方法、そして七五三の由来など調べてみました。
七五三の起源とは?いつから始まったの?
七五三の歴史は古く平安時代から。当時は子どもが成人まで育つことが今より難しい時代だったため、7歳を迎えた子どもを現世に命が定着したと見なし、今後の健康を願う人生の通過儀礼として行われていたのが始まりとされます。江戸時代には、男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳で成長を祝う形へと変化していき、その後の時代における変化の中で徐々に現在の「子どものこれまでの成長に感謝しこの先の健康を願う」といった儀式へと形を変えていきました。
七五三のでもらうお札や破魔矢の意味は?保管方法は?
お札にはさまざまな災難から子どもを守る効果が、破魔矢には主に男の子の成長の無事を願う意味がこめられています。飾り方はどちらも目線より高い、神棚など清浄な場所に飾りましょう。神棚がなければ棚の上などでもよいです。お札は白い布や白紙の上に、北・西を背にする形で飾ります。また破魔矢は立てかけるように置きます。和室などの鴨居(かもい)でも大丈夫です。七五三の破魔矢の場合、矢の向きに決まりはありません。
七五三のお札、破魔矢、処分時期や方法は?
七五三の授与品の場合、正式な処分時期というのはありません。一般的なお守りや破魔矢とはまた意味が違い、子どもの成長を願う縁起物なので、持っていたければずっと持っていてもかまいません。返納する場合でしたら、1年間を目安に考えてもよいですし、2回七五三を行う場合は1回目のものを2回目のときに返納という形でもよいです。また子どもの成長の節目、例えば入学、就職、結婚などを返納のタイミングとするのも一区切りとなり良いでしょう。返納方法は他と同様、いただいた神社やお寺でおたき上げをしてもらったり、また子どもの行事であるどんど焼きで燃やしたりという方法もあります。
おわりに
お守りや破魔矢、お札など多くの縁起物はふと気が付けば、これいつのだったっけ?というものがたくさん家の中にあるなんてこともありがちです。しかしそれらの本来の意味を理解し、これまで守ってくれたこと、願いを成就させてくれたことに感謝しながら、丁寧にしかるべき形で返納することを心がけていくようにしたいものですね。
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