秋になり冬に入ると、日が暮れ学童から帰る頃には真っ暗です。そうでなくても、塾帰りは暗くなっていることがほとんどではないでしょうか。そんな中、子どもだけで帰ることも多く親は心配が尽きません。そこで、今回は夜の暗い帰り道で子どもが注意しなければいけないことを紹介していきます。子どもの安全を守るためなので、ぜひ子どもと一緒にポイントを押さえておきましょう。
犯罪の巻き込まれ防止のために注意すること
子どもが犯罪に巻き込まれる時間帯は、朝や日中に比べると圧倒的に下校時・夜の時間帯が多くなっています。暗くなることで人目につきにくい、一人でいる子どもが増えるというのが理由のひとつでもあります。犯罪に巻き込まれないために注意することは主に三つです。
1、防犯グッズを持ち歩くようにする
万が一トラブルに巻き込まれた時の対処法として防犯グッズを持ち歩くことが大切です。しかし、かばんの中やすぐに取り出せない場所にしまっておくだけでは意味がありません。ランドセルの持ち手やベルトに防犯ブザーをぶらさげる、首からホイッスルをぶらさげておくなどの持ち方がおすすめです。そして、使い方をしっかりと教えておくようにしましょう。
2、あいさつはしても立ち止まらない
いつも歩く道では、近所の人や大人たちにあいさつをして自分の姿をアピールしておくことが大切です。知らない人にもあいさつをすることはもちろん大切ですが、話しかけられても絶対に立ち止まってはいけません。しつこく声をかけてくる人がいた場合は、すぐに近くのお店や交番、または近所の家に駆け込むようにいっておきましょう。
3、一人で帰る時間を短くするように工夫する
帰り道は、できる限り一人では帰らないようにすることも大切です。帰る方向が同じ子ども同士で帰らせるようにしましょう。途中までだとしても、少しでも一人になる時間は短い方が安心です。歩きだけではなく、自転車で帰る場合も同様です。特に、駐輪場は目立たない場所に設置されていることが多く、犯罪が起きやすい場所なので注意が必要です。
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交通事故防止のために注意すること
暗くなる夕暮れ時の帰り道は、交通事故にも気を付けなければいけません。子どもには車が来ることが分かっていても、車からは見えていないこともある、ということを話しておく必要があります。交通ルールを守るだけでは事故防止にはなりません。そこで交通事故防止のための注意点を三つ紹介します。
1、歩きスマホ・ゲームをしない
スマホが普及してからは、簡単にネットやゲームを楽しめるようになり、小学生から携帯電話を持っている子どもも多くいます。帰り道に暇を持て余しているからといって、スマホを見ながら歩くのは禁止しましょう。車や自転車が来たことに気づくのが遅くなり、事故の原因になってしまいます。また、イヤホンをつけて大音量で音楽を聴くのも禁止しましょう。
2、明るい色の服、反射板を身につける
夕暮れ時に起こる車・自転車と歩行者の接触事故の多くは、車・自転車側が歩行者の存在を認識していなかったということが原因になっています。そのため、車・自転車に自分を認識してもらうために、明るい色の服や反射板を身につけるようにしておきましょう。かばんに付けられるキーホルダータイプの反射板、どこにでも貼れるステッカータイプの反射板がおすすめです。
3、自転車のライトを点灯させる
自転車に乗っている場合は、事故に巻き込まれるだけではなく事故を起こすリスクもあります。暗いと視界が悪く、周囲の歩行者に気が付かずに接触してしまうので、必ずライトを点灯させるように指導しておくことが大切です。また、自分の存在を車や歩行者に知らせるためにもライトは必要です。ライトが切れないように定期的に点検をしましょう。
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2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
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