子連れ再婚のステップファミリー、うまくいくための知恵三つ

実親がすべき継親と子どもへの配慮

母と息子
実親と継親では意見の食い違いもあるでしょうし、また新たに子どもを授かるにしても相手と子どもへの配慮が必要です。ステップファミリーは共に信頼し合って良い関係を築くことがポイント。実親が先頭に立って家族を引っ張るくらいの気持ちを持ちましょう。

教育に対する意識の違いは争いのもと

実親と継親では教育に対する視点に違いが生じやすいです。継親はある意味で第三者という目線から子どもを見ることができるため、実親に比べて問題点に気づきやすく、またそれらについて実親に改善を求める傾向があります。これに対して実親は「継子だからかわいくないのだろう」という勘違いを起こし、継親に失望してしまうのです。時には譲り合いも必要となるため、お互いを思いやる気持ちを持ち続けることが大切と言えます。

新たに赤ちゃんを迎えるということ

継親が血のつながった子どもを初めて授かれば、その子に対して深い愛情を持つのは当然のことです。しかし、継親の子どもと継子に向けられた気持ちに違いがあることに実親が気づいてしまうと、実親は「継子にも同じように愛情を注いで」と要望してしまいがちです。

実親にとっては、どちらの子どもも実の子である以上、これも極めて自然な感情です。この気持ちのすれ違いの原因は、血縁に重きを置いてしまうことにあります。そこで先ほども紹介したように、「良いチーム」をつくるという認識に実親も改めることで解消されるでしょう。

継子に何度も親を失う喪失感を与えないように

継親が子どもと良い関係を築けてきたとしても、元々継子は両親の一方的な都合で実親を失った状態であることを忘れないでください。継親と実親との間に子どもを授かるということは、新しい赤ちゃんに親(の愛情)を奪われるといった悲しみを与えてしまうことだってあるのです。これを回避するためには、あらかじめ子どもが抱きかねない不安を早期に解消し、しっかりと心がつながった状態で出産を迎えましょう。

おわりに

ステップファミリーは一見難しいように思えますが、後に新しい赤ちゃんが誕生すれば「家族全員の血がつながった」とも考えることもできます。これから再婚を考えている人は新しいチームをつくりあげる体制が整っているか、今一度状況の整理をしてみてはいかがでしょうか。

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