旦那さんがいるのに育児の協力がない!「ワンオペ育児」になっていない?

お母さんとお昼寝

元々は飲食店の仕事をたった一人の従業員が行っていたことで問題となった「ワンオペ」という言葉ですが、最近育児に関してこの言葉が使われるようになっています。パパがいない、いたとしても仕事が多忙でほぼ不在のために育児も家事も仕事も全部一人でこなさなければならないママのありさまを表現しています。ワンオペ育児の過酷さと、それを少しでも緩和するための対策についてまとめてみました。

ワンオペ育児って何?どうしてそうなるの?

育児をする女性
ワンオペとは「ワンオペレーション」のこと。専業主婦が減少し、核家族の共働き家庭が多い今、子どもを持つ女性たちは家事と育児と仕事を全てこなさなければならなくなっています。周りに頼れる人がおらず一人で抱え込んでしまう人も少なくありません。なぜそうなってしまうのでしょうか?

ワンオペ育児になってしまう理由は?

一人親や夫が単身赴任中の家庭はもちろんですが、夫が同居しているにも関わらずワンオペ育児になるケースが多くなっています。その理由は核家族で夫が長時間労働のためにほぼ家におらず、いたとしても協力的でないためです。誰にも頼れずに家事も育児も仕事もこなさなければならないママが大勢います。

ワンオペ育児はなぜそんなにつらいのか?

専業主婦であってもワンオペ育児はかなりの負担です。面倒を見る相手は、自分一人で生きていく力のない生身の人間ですから、何があっても自分が守らなければならないという緊張感に常にさいなまれます。それに乳幼児は睡眠も授乳の時間も安定せず、ママはまとまった睡眠時間もゆっくり食事する時間も、家事に集中する時間すら確保できません。

ワンオペ育児になってしまいやすい社会

核家族化や夫の長時間労働などから、ワンオペ育児になりやすい社会になっています。パパが同居していても、朝早く家を出て子どもが寝た後まで帰ってこない生活をしていれば、確実にワンオペ育児になります。それでも夫の平均収入が減り続けて共働きでないと生活できない世帯も増えており、ワンオペ育児はさらに過酷さを増しています。

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ワンオペ育児から起こりがちな問題点とは?

ママとパパのけんかを見ている子ども
どんなに優秀な人間であっても、一人の人間がこなせることには実質的に限界があります。毎日いっぱいいっぱいの状態でいれば、ちょっとしたつまずきで破綻がやってきます。具体的なつまずき、問題点には何があるかをいくつか挙げてみます。

ママは病気になっても休むことができない

最もありがちな非常事態は、ママ自身が病気になってしまうことです。特に産後しばらくは出産による、身体へのダメージのため体調が崩れやすい状態です。ママが動けなければ当然家事は滞りますが、子どもの世話をしないわけにはいかないので最低限の育児のためにママたちは働かねばなりません。自由に病院に行くこともままならず、大変な思いをすることになります。

子どもの緊急事態に適切な対応ができない

子どもはとかく想定外の事態を引き起こすものです。転倒や家具からの転落、危険物を飲み込む、浴室で溺れるなど、ちょっと目を離したすきに事故が起こります。病気になって高熱や嘔吐(おうと)、ひきつけを起こすこともあります。そんなときママが冷静に適切な対応ができればいいのですが、疲れ切っているとどうしていいかわからずパニックを起こしてしまう、なんてこともあるかもしれません。

ストレスがたまり育児ノイローゼの原因にも

子育て中もママのガス抜きはどこかで必要になってくるものですが、ワンオペ育児をしているとそんな余裕もなかなかありません。自分の時間も持てず、不安があっても誰に話せなければストレスの行き場がありません。仕事から帰った夫すら話も聞いてくれないとなると、一人で悩みを抱え込み、うつ症状を感じたり育児ノイローゼの原因になったりもします。

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