自分でできる保活対策は?
では、待機児童にならないためにはどんな保活をするべきでしょうか。まずは早めにスタートすることが大切です。以下におすすめしたい対策をご紹介していきます。
選択肢を広げておく
3歳以上の子どもの場合、保育園以外にも選択肢はあります。例えば幼稚園。今は多くの幼稚園で預かり保育を実施しています。数は少ないですが、幼保一元化で注目される「認定子ども園」を検討するのもおすすめです。また、認可外保育園であっても、自治体が保育料の補助をしてくれるケースもあります。保育方針などに賛同できるようなら、認可外を検討してみるのもいいでしょう。
勤務形態はパートでもフルタイムを選択
認可保育園に入園するためには両親の就業状況が大きく影響します。夫婦の労働時間が2人とも8時間以上の場合は満点となりますが、どちらかが8時間未満の場合は減点となってしまいます。選考方法が条件による点数制になるので、1点でも多く点数を上げるためにはパート勤務だよりもフルタイムで働いているほうが有利になります。
勤務先にも理解を得ておく
出産前に会社側と1歳になったら復職することを取り決めてから育児休業に入る人も多いでしょう。最悪、わが子が待機児童になった場合について育児休業の延長への理解を得られなければ、職場復職することはかないません。あらかじめ職場の上司や同僚に状況を相談しておくことが大切です。
引っ越しも視野に入れる
もし賃貸なら保育園に入りやすい地域に引っ越すことを検討してみるという手もあります。事前に待機児童が少ない地域、あるいは保育事業に力を入れている地方自治体を知り合いに教えてもらったり自分でリサーチしたりして準備をしておきましょう。
保育料は、自治体によって多少上下します。引っ越しを検討するならそのことも忘れずに確認を。また、待機児童数が少ない地域でも、保育園の選考に落ちてしまうということも考えられます。
その場合を想定して認可保育園以外にも預け先が存在する地域かどうかが重要となってきます。認可保育園以外の預け先も調べてから慎重に引っ越しするかどうかを決めましょう。多少待機児童数が多くても、ほかに預け先の選択肢があるとリスクは減ります。
保育実績を増やす
なかなか保育園に受からない場合は、身近で利用できる保育サービスを利用し、実績を作るという方法もあります。あらかじめ保育園の申込時に前もって伝えておきましょう。
例えば認可外保育園の一時預かりや、ベビーシッターなど、認可保育以外の利用実績によってポイントを高くしてくれる自治体もあります。ただし利用する際は保育サービスの保育実績や評判などを入念に下調べしておくことが大切です。
おわりに
働くママを支えるため、国や自治体ではさまざまな対策をとっています。保活を考えている人は、まずは国や自分の住んでいる地域がどのような取り組みを行っているのかを調べ、自分でできる待機児童対策を考えましょう。保育園に入園させるには、役所に相談して見学予約をとって保育園の見学に行き、希望通りか確認し、希望と異なるようであれば再度保育園を探す…といった具合に時間と手間がかかります。
また無認可保育園を選択するにしても、入園申請の提出した順番で入園が決定する場合もあります。いずれにせよ、なるべく早く始めることが保活を成功させる最大のポイントです。そして子どもとご家庭のライフスタイルに合った育児をするために情報の収集をこまめに行いましょう。
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漢方薬にハマっている21歳。昨年友人が出産したことをきっかけに、育児のお役立ち情報をリサーチしています。
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