転校する子どもの負担を軽くする方法
転校前後の子どもはとてもナーバスになっています。ママは子どもの動揺をしっかり受け止めて、フォローしてあげましょう。ママの気配りによって子どもの不安が和らぐことも多いものです。ぜひ次の方法を実践してみてくださいね。
勉強や習い事のサポートは万全に
転校先での勉強面でのサポート体制については、学校・先生によってバラつきがあります。また、アンケート調査では前の学校でも新しい学校でも、ある単元が習えなかった、「学習漏れ」があったと回答した子が2割近くいました(漢字19%、算数18%)。
授業中に分からないことがあっても、気軽に質問できず、戸惑ってしまう子が少なくありません。学校だけでなく習い事でも同様に、前の先生と今の先生の教え方が違うなど、戸惑う場面があるでしょう。そこで、ママ・パパが分かることに勉強については休日に教えるなどのサポートが欠かせません。転校後しばらくは子どもが疲れやすいため、無理のない範囲で時間をとりましょう。教える内容ももちろんですが、「困ったことがあればいつでも相談して」と伝えることが重要です。
イベントなど楽しいことに目を向けよう!
忙しい引っ越し前後は、親も子どもも息抜きやストレス発散が必要です。お祭りやコンサートなど、地域で開催されるイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。勉強や友達作りなどに煮詰まったときは、楽しいことに目を向けさせましょう。
スポーツ団やサークルなど地域のコミュニティーに参加するのもおすすめです。学校以外の人間関係を作ったり、その地域の魅力を発見したりするきっかけになるでしょう。時にはママ自身が、地域の活動を楽しむのも有効です。ママサークルや習い事などに足を運べば、ママ友作りにも役立ちます。学校のことや暮らしのことなど、いい情報をもらえるかもしれませんよ。ママが元気なら、家の雰囲気も明るくなります。ぜひ、自分の楽しみも探してみてくださいね。
おわりに
親の都合で子どもが転校するとなると、たくさんの心配事があるでしょう。ママも子どもも環境の変化で疲れてしまうことがあるかもしれません。お互いに無理をせず、積極的に息抜きをしてくださいね。焦らず、子どもの様子を見守っていきましょう。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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