成長ホルモンは子どもの成長に欠かせない
しっかりとした質の良い深い睡眠をとることは、子どもの成長を促す成長ホルモンの分泌に欠かせません。成長ホルモンは骨や筋肉のほか、さまざまな器官の発達を促し、代謝のコントロールなどにも活躍します。
ゴールデンタイムといわれていた「22時から翌2時」を重要視するのではなく、子どもがリラックスして気持ちよく眠ることができる環境づくりをすることが大切なのではないでしょうか。
良質な睡眠が成長ホルモンの分泌を促す
質の高い睡眠をとるには、落ち着いてゆっくり過ごせる室内空間が大切です。ほこりが舞っているような部屋ではなくきれいな空気に整えて、シーツなどのリネン類もこまめに洗うなど清潔にしておきましょう。
また、テレビや携帯などの光も安眠を妨げることにつながります。寝る直前まで携帯を触っていることも極力やめるようにするといいですね。
食事についても、寝る直前まで何か食べているということは胃腸にも負担がかかることになりおすすめできません。
このようなちょっとした工夫が質の高い睡眠につながるでしょう。
睡眠不足にも注意!
携帯もそうですが、現代では子どもの睡眠不足につながるようなものがたくさんあります。ゲームや友達とのLINEのやり取りといった遊びだけではなく夜遅くまでの塾や習い事なども、子どもの睡眠時間に影響があるといえるでしょう。
National Sleep foundationという米国の公益団体が年齢別にみた推奨睡眠時間を発表しました。
※新基準は米国の睡眠学・解剖学・生理学・小児科学・神経学・老年学・産婦人科学の専門家により決定
【推奨睡眠時間】
新生児(0~3カ月 ) | 14-17時間 |
乳幼児(4〜11カ月) | 12〜15時間 |
幼児(1〜2歳) | 11〜14時間 |
未就学児(3~5歳) | 10〜13時間 |
小学生(6~13) | 9〜11時間 |
小学生が10時間の睡眠を確保するには、毎朝7時に起床する子どもは前日21時には就寝しなくてはいけないことになります。
これを見たママは、「こんなに?」と思った方が多いかもしれません。世界の各国と比較しても、日本の子どもの睡眠時間は短いといわれています。急に睡眠時間を長くすることはできないでしょうが、少しずつ心がけていくといいでしょう。
おわりに
「ゴールデンタイムまでに子どもを寝つかせないと!」とヤキモキしているママ。まずは、子どもがぐっすり眠ることができるように工夫を凝らしてみましょう。
わが子の成長ホルモンがしっかり分泌されて、すくすく成長していってくれたらうれしいですね。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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