「最近うちの子、口が悪いわ。下品な言葉を言ってよろこんでる…」とお悩みのママは多いのではないでしょうか?特に3歳くらいの園児のお子さんを持つママ、この年齢の子どもは「言ってはいけない」という認識がないのでTPOをわきまえることもなく、恥ずかしい思いをしたこともあるでしょう。どうしたら止めさせることができるのか毎日頭の痛い思いをしていらっしゃるかもしれませんね。今回は「下品な言葉をやめさせるには」をテーマに、対応策をいろいろとアドバイスいたします。
どんな下品な言葉を言ってしまっていますか?
言ってほしくない下品な言葉としては以下のものが多いでしょう。
ばか(ばーか) うんこ ちんちん くそ しね ころす うざい きもい |
上記にあげた言葉の中でも、「うんこ」と「ちんちん」は子どもがよくおもしろがって連発してしまう言葉、ワースト1と2と言っても過言ではないでしょう。次の項目では、対応策を練ってみました。参考にしてみてください。
対応策1.悪影響を与えているものは何か突き止める
下品な言葉をどこで覚えてくるのでしょうか?主な経路はテレビ、動画、お友達の三つが考えられます。
テレビ
テレビは親の目が届きやすいので、どういった内容のものがその年齢の子にふさわしいか判断できるでしょう。ただしアニメの中でも、耳障りなセリフを言うキャラクターも存在しますよね。これは困ります。どうしても見せたくないときには、その時間帯に他のことに気を散らすことが対応策になります。例えば、お風呂に入る時間にしてしまうとか、習い事の時間にしてしまいましょう。
動画
今の子どもは動画が大好きで、特にYouTubeは食い入って見ている子も多いはず。不特定多数のユーチューバーといわれている人達の中には、子どもの耳には入れたくないような言葉(暴力的や卑猥な言葉)でゲームやアニメの解説をしている人がいます。おもしろおかしく流れてくる映像に、子どもは食いつき、やがてその言葉をまねするようになっています。
情報の発信元として、流行のものをキャッチできるので時代には合っていますが、子どもの年齢にふさわしいものかどうかを見極めるのは親の役割といえるでしょう。
お友達
学校でも学校外でも、お友達の影響は大きいものです。「友達の○○くんがこうだったからボクもそうしたい」とまねることがあるでしょう。お友達の中には上に兄か姉がいる子もいて、良くも悪くもどうしても兄姉のまねをし、それを同年代のお友達に披露したくなるものです。ちょっとませた口調や下品な言い回しなど、悪い言葉遣いをすることがあります。それがかっこよく思えちゃう時期があるんです。それをやめさせたいときは、パパママの目の前で発言したときに注意をしましょう。
対応策2.こともが言った言葉をそのまま返す
「言われた相手の立場に立つ」「下品な言葉を投げつけられた相手の気持ちをわからせるため」ためにこともが言った言葉をそのまま同じように返してみましょう。
子どもが「ばーか。あっちへいけ」と言ったなら、パパママも同じセリフを子どもに対して言うのです。決して笑いながら言ってはいけません。下品な言葉を言われた、聞かされた相手がどのくらい不快な気持ちになるのか、よくわからせることです。
下品な言葉をそのまま返された子どもの様子をしっかりとみて、どういう気持ちになったのか、言ってはいけないことと理解したのか、親子で話し合ってみてください。
対応策3.下品な言葉を使ったら無視をする
「下品な言葉を言うと相手が反応してくれる」ので言う子もいるのではないでしょうか?子ども同士ははしゃいじゃったりして…これはどうしようもないですが、大人もいちいち反応していませんか?下品な言葉を言ったら、ママは何もしゃべらなくなる=不愉快な気持ちにさせている、ということをわからせるために無言を貫いてみてください。
ただしこの対応策をやる前には必ず子どもに宣言してから実行してくださいね!「今度から本当にうんこじゃないときにふざけてうんこって言ったら、ママはお話ししないからね」と。無視をしてある程度の時間がたったら、無視は終わりにしてください。そしてどうしてママが無視をしたのかという説明を、子どもにきちんとお話しましょう。
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どうして言ってはいけないかを教える
言葉の使い分け、とでも言いましょうか。会話ができるようになって、保育園や幼稚園に通い出したら当然、言葉遣いはもちろんのこと、態度や声のボリュームなどにも気をつけていきたいものです。
- 相手や周りの人に不愉快な思いをさせるから
- 一緒にいる人に迷惑かけるから
- 騒いで良いTPOをわきまえなければならない
言葉の意味を正しく教える
「うんこ」や「ちんちん」なども公共の場所で大声を出されたら、一緒にいるパパママ、ずいぶん恥ずかしいですよね。また「しね・ころす」などと悪気なんて全くなくポロッという子もいるでしょう。これは絶対にやめさせましょう。「しね・ころす」という言葉は相手の存在を葬り去る完全否定の言葉です。「葬り去る」では小さいお子さんは理解できないので、「この世にいなくていい存在になってしまえ」などとわかりやすく説明してみてください。言葉の正しい意味なんてわけもわからず、悪影響を受けたゆえの発言だと思いますが、相手を完全否定する言葉、相手を見下すような言葉は絶対に止めさせたいものです。
親の言葉遣いも見直すチャンス
生活を共にしていれば似てきます。生活サイクル、食べ物の嗜好(しこう)、趣味、などなど。子どもは親を見て育つわけですから、親のやることをまねします。親が乱暴な口のきき方をしていれば、それが普通のことだと認識します。乱暴な口調がその子にとっては普通なことだと誤った認識を植えつけてしまうのです。
これはいけませんね。わが子が乱暴な口調で話すことがあったときは、パパママもぜひご自身の話し方を見直してみてください。ご夫婦の会話、子どもは聞いていないようでよく聞いています!
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40代のWebライターです。あちこちで色々なジャンルの記事を書いています。家族構成は夫、息子(中2)、柴犬(3歳)。
子育てのモットーは「褒めて伸ばす」こと。只今反抗期&思春期の息子との程好い距離感を模索する毎日です。
好きな言葉は「今頑張れば後が楽」。子育て中のママさんに役立ちそうな情報をお届けできたらいいな~と思います!
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