シュワシュワと泡が出て、のどごしもさわやかでおいしい炭酸飲料。大人が横で飲んでいると、子どもが欲しがったりするものです。しかし、炭酸飲料はあまり子どもに飲ませたくないという親も多いでしょう。では、子どもは何歳から炭酸飲料を飲んでもいいのでしょうか。そもそも、炭酸飲料が子どもに与える影響は何があるのでしょうか。ここでは、子どもと炭酸飲料の関係についてご紹介します。
炭酸飲料って、そもそも一体どんな飲料?
コンビニやスーパーなどで簡単に手に入る炭酸飲料。炭酸飲料を普段から飲んでいる人も「炭酸飲料ってどんな飲料?」と聞かれて、きちんと説明できない人も多いのではないでしょうか。ここでは、そもそも炭酸飲料とはどのようなものか説明しましょう。
炭酸飲料はどうやって作っている?
炭水飲料とは、ジュースなどの飲料の中に炭酸ガスが入っている飲料です。では、どのようにして炭酸飲料は作られているのでしょうか。まず、基本的な飲料の味わいを決め、それに合うように中身や果汁などを調合します。果汁を使用している場合は、加熱、殺菌、冷却をします。そのため、衛生面で安全は保たれています。そこに圧力を加えた炭酸ガスを溶け込ませれば、炭酸飲料の出来上がりです。圧力を加えることで、液体に溶け込む炭酸ガスの量を増やしています。この圧力を加えた炭酸ガスにより、シュワシュワと泡が出てのどごしのさわやかな飲料になっています。
炭酸飲料に入っている主な成分とは
炭酸飲料は果汁などを調合し、圧力を加えた炭酸ガスを溶け込ませて作ります。では、炭酸ガス以外の成分には何があるのでしょうか。実は、炭酸飲料の主な成分は、果糖ぶどう糖液糖や砂糖などの糖類です。糖類以外には添加物が入っています。中には500mlのペットボトル1本で、角砂糖が十数個分もの糖類が入っているものもあります。他の食品で、なかなか角砂糖が十数個分もの入っているものは見当たりません。角砂糖が十数個分もの糖類といえばとても甘ったるいと思いがちですが、炭酸ガスが甘さよりもさわやかさを際立たせ、ペットボトル1本分なら簡単に飲み干せてしまいます。
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炭酸飲料を子どもに飲ませたくない理由
ここまで炭酸飲料の作り方や、入ってる主な成分をみてきました。世間では、できることなら子どもに炭酸飲料を飲ませたくないという親が多いです。実は、子どもに炭酸飲料を飲ませたくない理由も、この成分などに大きく関係します。ここでは、炭酸飲料を子どもに飲ませたくない理由をみていきましょう。
肥満の原因や栄養不足になるのではないか
親が子どもに炭酸飲料を飲ませたくない理由は、肥満の原因や栄養不足になるのではないかと感じているからです。炭酸飲料の主な成分は、糖類と炭酸ガスです。炭酸飲料には多くの量の糖類が入っています。炭酸飲料を飲みすぎると糖分の摂取過多となるため、肥満の原因になります。また、栄養不足になるのは炭酸ガスによるところが多いです。炭酸ガスはおなかを膨らまし、満腹感をもたらします。そのため、炭酸飲料を小さな子どもが飲むと、満腹感からご飯を食べず、栄養不足につながる可能性もあります。
骨や歯を溶かすと聞いたことがあるので不安
炭酸飲料が、骨や歯を溶かすといううわさを聞いたことがある人も少なくないでしょう。それは、骨や歯の主成分である炭酸カルシウムが、酸に溶ける性質を持っているためです。そのため、子どもに炭酸飲料を飲ませたくない親もいます。確かに魚の骨などを炭酸飲料にずっと漬けておくと、骨のカルシウムが溶け出します。
しかし、炭酸飲料が体内で骨に触れることはないことや、歯に触れている時間が短いこと、唾液により、炭酸飲料が薄くなったり中和されたりするので、実際には、炭酸飲料が骨や歯を溶かすことはありません。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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