自治体の学童を選ばない理由とは?
自治体が運営する学童にもメリットはあるものの、そもそも選ばないというご家庭も増えつつあります。自治体の学童を選ばず、民間の学童を選ぶその理由とは、いったい何なのでしょうか?
そもそも自治体の学童に入れないから!
全国学童保育連絡協議会がまとめた「学童保育(放課後児童クラブ)の実施状況調査結果」によれば、2017年5月1日現在の自治体運営の学童における待機児童数は、1万6832人とのことでした。
確実な数字とは言い切れないというものの、全国にこれだけ多くの子どもたちが自治体の学童に入りたくても入れない…。となれば、はじめから民間の学童を選ぶというご家庭が多いというのも納得です。
細やかで柔軟な民間学童の対応が決め手
料金は高いといえども、民間の学童の柔軟なサービス内容はとても魅力的です。勉強や宿題をみてくれたり英語を教えてくれたりする学童も登場しています。夜遅くまで預かってくれるうえに勉強までフォローしてくれるとは、共働きの夫婦には絶対はずせない!要素を多く網羅しているのです。
しっかり働くことを前提として万全の仕事環境を整えておくには、柔軟に子どもの受け入れをしてくれる施設が必要不可欠です。かゆいところに手が届く、そんな民間の学童サービスの充実ぶりに多くのパパやママが魅力を感じているのかもしれません。
小学校入学前からプレ会員になって枠を確保
民間の学童では、小学校入学前の子ども(主に3~5歳児)を対象としたプレ会員制度を設けている施設があります。プレ会員になるには年会費がいるものの、小学校入学後に優先的に学童施設の利用枠を確保できる、未就学児向けの各種イベントに参加できるなどの特典があることも。
子どもの保活で苦労したママだからこそ、早い段階から学童の利用枠も押さえておきたい。そんなご家庭が急増していることもあり、未就学の子どもがいるご家庭でも民間の学童に熱い視線が送られているのでしょう。
おわりに
「小1の壁」という言葉もあるように、子どもが小学校に入学しても、仕事を続けられる環境を事前に整えておくことが不可欠です。小学校に入ったものの、学童で「待機児童」になってしまった。そんなことがないように、あらかじめさまざまな施設・サービスについて知識を深めておくことが大切です。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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