子どもが外出先でトイレを使うとき、便座の汚れや衛生面はとても気になります。子どもが病気に感染しないように、便座を消毒してから使わせる親も多いようです。しかし、親が衛生面を気にし過ぎると、子どもによくない影響を与えることもあります。今回は、子どもが外出先で便座を使うときに気をつけたいことや便座を衛生的に使う使い方についてお話しします。
子どもが便座を使うときに気を使いたいこと
子どもが外出先で便座を使うとき、親が気を使いたいことがあります。親は、便座表面の汚れに気を使いがちですが、実は便座には汚れ以外にも気を使いたいところがあるのです。子どもが衛生的に便座を使うためにも、ぜひこれから紹介する三つの項目をチェックしてあげましょう。
便座が大きすぎて子どもが落下しないか
外出先の便座を子どもが使うときには、子どもを便座に座らせる前に子どものおしりの大きさと便座の大きさを比べてみましょう。大人用の便座に子どもをそのまま座らせてしまうと、便座からおしりが落ちてしまうことがあります。どんなに便座の衛生面に気を使っても、水の中におしりが入ってしまったら元も子もありません。便座に座らせるときには落下を防ぐために、子どもに「足をひらくように」と声をかけ、様子を見ながら座らせるようにしましょう。
子どもが座る便座の側面に汚れはないか
外出先のトイレは不特定多数の人が使うため、汚れていることもあります。特に便座の表面は尿や水が飛んでいることもあり、注意が必要です。大人は便座の上に水分があれば「汚い」と感じますが、子どもにとって水分は触りたくなるものです。トイレに入ったら、子どもが手を伸ばす前に、素早く便座上の汚れはチェックするようにしましょう。子どもは、便座に座ると体を安定させるために便座の側面をつかむことがあります。便座の側面も合わせてチェックしましょう。
便座下の床がぬれていないか
掃除直後の床はぬれていることがあります。子どもは、床にズボンがつかないように気を使うことができません。便座下の床がぬれているとズボンをぬらしてしまうことがあるのです。そして、トイレの床はツルツルした素材が多く、ぬれていると転倒することもあり注意が必要です。
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便座の衛生面を気にし過ぎると子どもによくない影響もある
外出先の便座の衛生面はとても気になりますが、親の心配は子どもに伝わるものです。親が必要以上に外出先で便座やトイレの衛生面を気にしていると、子どもによくない影響を与えてしまうこともあります。子どものためを思ってしていたことが、子どもを困らせる結果になったら残念です。「親の気にし過ぎ」が子どもに与える影響についてお話しします。
すべての衛生面を過剰に気にするようになる
親は便座の衛生面に気を使っていたつもりでも、子どもから見れば便座に限ったことではなく見えていることがあります。子どもが「外で使うものは汚い」と感じてしまうと、電車の手すりやエレベーターのボタンまで「汚い」と感じ、すべての衛生面を過剰に気にする可能性があるのです。さらに、自分が気にするだけでなく、周囲の人に対しても自分と同じ価値観を求めるようになり、お友達同士の付き合いによくない影響が出ることもあります。
自己中心的になり公共のマナーが育たない
子どもの中には、過剰に衛生面が気になり、外出先の便座に直接座ることができず、おしりを浮かせて用を足す子どももいます。そうすると、便座を汚してしまうことになるのです。「自分が汚れなければいい」という自己中心的な考えが生まれ、公共のマナーが二の次になってしまうことがあるのです。
災害時のトイレが使えない子どもになる
災害時に断水になれば自宅のトイレは使うことができません。避難所のトイレを使うことになります。しかし、消毒された便座に座る習慣ができてしまった子どもは、避難所の便座に座れないことがあるのです。見えない菌を意識する習慣も大切ですが、大きな災害が続く中で「どんなときでも生き抜ける力」を教えることも大切な教育ではないでしょうか。
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