もし子どもがブラック部活動に入ってしまったら
子どもが大好きなスポーツや文化活動を行う部活に入部したのに、どうも様子がおかしい、元気がない、成績が下がった、疲れ切っている、など見過ごせない点がある場合、親として取るべき行動について見ていきましょう。
まずは子どもに話を聞く・様子をつぶさに観察する
中高生は親との関係より友人関係を重く見る傾向があり、親に口出しをしてほしくないと思う子も少なくありません。ですから、普段から親子で何でも話し合える、風通しの良い環境作りをしておくことはとても大切なことです。そうすれば、部活動のことも自然と話題にのぼるようになるでしょう。そして部活動の状況を常に把握し、親として見過ごせない問題点を洗い出します。
文部科学省の示す部活動ガイドラインを確認する
子どもが部活動に参加することで日常生活に支障をきたしているなら、文部科学省の示すガイドラインを確認してみましょう。このガイドラインは運動部でおこった体罰から教訓を得て作成されましたが、文化系の部活動でも基本的な考え方は共通しています。部活動の学校生活に置ける位置づけや休日について言及していますので、子どもの部活動がガイドラインから著しくかけ離れていないか確認しましょう。
顧問の先生やクラスの担任の先生に直談判
部活動の内容に改善が必要であると判断すればガイドラインを武器に学校へ改善要求を出しましょう。問題のある部活動では、他の部員や顧問の先生自身にも大きな負担が及んでいる可能性が高いです。子どもにはまだ慣習の問題点を洗い出して、大人を論破する力はじゅうぶんに備わっていないことが多いです。親が理論的に冷静に直談判しましょう。
おわりに
今回は運動部についてご紹介しましたが、文化部である吹奏楽部もブラック部活といわれているところが少なくないようです。子どもがひとたびブラック部活動に入ってしまうと抜け出すのが困難になることがありますので、子どもが希望する部の状況は必ず事前に情報収集して把握しましょう。その上で子どもが部活動を通じて多くの貴重な経験ができるようサポートしてあげたいですね!
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8歳の甘えん坊娘と2歳イヤイヤ息子のママです。読書と野外フェスとクライミングが好きです。
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