「えがないえほん」に子どもが爆笑する秘密
絵がないけれど、言葉だけだけれど、それでもおもしろい。読み聞かせのプロではない素人である親が読んでも、子どもたちが大喜びしてくれるこの「えがないえほん」が子どもに人気の秘密は一体何なのでしょうか?
意味のない言葉・発音が何だかおもしろい!
子どもというのは、意味があって笑うというわけではない場合も多いものです。話の展開がなくても、なぜだかおもしろくって笑ってしまう。子どもは大人から見たら不思議な存在ですね。
「えがないえほん」は特にストーリーがあるわけではありませんが、さまざまな擬声語・オノマトペであふれています。突然意味もない擬声語が登場してみたり、不思議な発音の言葉が登場したり。それを、いつもは真面目でしっかりしているはずの大人が読むのだから、子どもからしてみれば「嬉しい・おもしろい・楽しい」に違いないのでしょう。
台本感覚で読み分けてみるのがコツ
絵本の中身を見てみるとわかるのですが、大きな文字、小さな文字があります。翻訳者の大友氏によれば、小さい文字は「普通の自分」、大きい文字は「言わされている自分」という形でうまく設定分けがされているとのことです。
読み聞かせ方がうまくないと、子どもたちに「えがないえほん」のおもしろさを伝えられないと心配する人がいるかもしれません。しかし、まずは普通にそのまま読み進めていけばいいので問題ありません。慣れていくうちに、さまざまな読み方を工夫していく人もいるでしょう。子どもと大人が楽しさを共有できるという点がこの絵本の大きな魅力のひとつともいえます。
おわりに
実際に「えがないえほん」の中身を見て、はじめて「なるほど」と思う人も多いかもしれませんね。一度手に取って、実際に子どもに読んでみてはいかがでしょうか?子どもたちが大爆笑してくれたなら、親としても読み聞かせをすることに自信がつき、親子のコミュニケーションが深まるきっかけになるかもしれませんね。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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