絵本は子どもの感性を育み、人格形成に大きく役立ちます。また、幼児期の読み聞かせは親子のコミュニケーションのひとつです。
絵本には、動物が登場するものが多くあります。時にはかわいく、時には頼もしい動物たちの活躍が描かれた絵本は、子どもの感情や好奇心を大きく動かします。ここでは、たまGoo!がおすすめする動物が活躍する絵本を紹介します。
0歳児~1歳児におすすめする動物絵本
0~1歳児は言葉の意味ではなく、音を聞き、感じる時期です。また、脳神経細胞が増える時期でもあるため、新しいものや初めての発見には脳が反応します。親が一緒に読み聞かせをすることで、子どもに新しい発見をさせることにつながります。
1.身近な行動を本に 『だっこして』 にしまき かやこ
『だっこして』では、さまざまな動物がお父さんやお母さんに「だっこして」と言って抱っこをしてもらう本です。子ども自身が普段してもらっていることを動物たちがしていて、抱っこから安心感を抱くことができる絵本です。子どもも大好きな抱っこですが、実は親も抱っこをねだられるとうれしいものです。そんな親子愛をほのぼの感じられる一冊です。
2.シンプルな絵本 『ばいばい』 まついのりこ
『ばいばい』は、いろいろな動物たちが登場し、『こんにちは』と『ばいばい』のあいさつがメインの絵本です。動物によって、声を変えたり、イントネーションに変化をつけたりして読むと子どもは喜んで聞きます。大人にとっては、当たり前になっているあいさつ。しかし、赤ちゃんにとっては初めての言葉です。シンプルな話だからこそ心地よいテンポで読み聞かせすることができます。
『いない いない ばあ』 松谷みよ子
3.『いない いない ばあ』は、発売から50年たった今でも愛される赤ちゃん向け絵本の代表作です。さまざまな動物が『いないいないばあ』をしてくれます。赤ちゃんをあやすために使う『いないいないばあ』を動物がすることで、『この動物はどんな顔をしているのかな』、『次はだれかな』というわくわくした感情を持つことができます。
4.ほっぺがくっつく 『くっついた』 三浦太郎
『くっついた』は、ほっぺをくっつける話です。動物が登場し、次のページになると動物同士がくっついているというシンプルな話ですが、どこか笑ってしまう、ほっこりした絵本になっています。絵のかわいさも人気の理由ですが、赤ちゃんはくっつくことに安心感を求めています。ママとほっぺをくっつけることが大好きです。そんな赤ちゃんの感情を表現する、親子のスキンシップを表した絵本です。
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3歳児~4歳児におすすめする動物絵本
3~4歳児は、もっとも言葉を多く覚える時期です。そのため、いい言葉も悪い言葉もすぐに覚えてしまいます。また、自分の感情を表現できるようになります。動物たちを通してさまざまな感情を見せることで感受性を養うことにつながります。
5.『しろくまちゃんのほっとけーき』
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作る絵本です。この絵本では、ホットケーキの作り方を学ぶことができ、誰かと一緒に料理をする楽しさを感じることができます。また、この絵本の中には『ぷつぷつ』や『ふくふく』などの音の表現が多く、何度も読んでいるうちに音を覚えるようになります。親子でホットケーキ作りに挑戦してみたくなる一冊です。
6.『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ
『ぐるんぱ』という1匹の象が主人公です。とても色鮮やかに描かれている絵本で、内容もとても深いものです。どこにも必要とされず追い出されてしまうぐるんぱが、最後に幼稚園の子どもたちに必要とされ楽しく遊ぶ話です。ぐるんぱの仕事を一生懸命やる姿やあきらめない気持ち、誰かに必要とされる幸せや子どもたちと楽しく遊ぶ姿がとても魅力的です。
7.『しろいうさぎとくろいうさぎ』
『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、大人も楽しめる絵本です。森の中に住むしろいうさぎとくろいうさぎの真実の愛が伝わる絵本です。子どものときに読んだ感想と大人になってから読んだときの感想や解釈が変わるかもしれません。子どもに読み聞かせながら自分が愛する子どもや家族への気持ちを思い、心温まる一冊になります。
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10,8,2歳の男の子のママです。賑やかすぎる毎日を子どもたちと一緒に過ごしています。
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