保育記事監修者プロフィール:池田美樹 先生
三人の子育てをしながら2015年保育士資格を取得し、モンテッソーリの保育園に勤務。
リトミックや全身を使ったアートなどが得意。自身の子育て経験を生かしながら、保護者の気持ちに寄り添った保育を目指している。
保育園という言葉は聞きなれていますが、実際に保育園内ではどのようなことを1日しているのでしょうか。親ならば誰しも、子どもたちが園内で何をしているのか知りたいですよね!?
「ちゃんと遊んでいるのかしら?それとも、一人ぼっち?」など考え始めると想像が尽きないのが子どもたちの保育園の過ごし方です。それぞれの保育園によって少しずつ過ごし方は違いますが、ここでは一般的な保育園【3歳~5歳編】の1日の過ごし方を紹介します。
午前中に行うこと【3歳~5歳児編】
3歳から5歳までの子どもたちは、トイレトレーニングが保育園の中の大切な活動として含まれてきます。3歳でおむつが取れる子もいれば、5歳でも不安定な子がいるというのがこの年の子どもたちです。また、保育園の中でやんちゃをして活発に動き回るのもこの歳の子どもたちなので、保育士が一番手を焼いています。
登園は大体8時から9時までに!
保育園は働いているお母さんやお父さんが子どもを預けるので、仕事開始に合わせて大体の保育園が8時から子どもたちを受け入れています。事前に申請をしておけば、保育園によっては8時前でも受け入れてくれる場合も多いので、急な仕事の関係で早く出掛けなくてはいけない人たちにはありがたいですよね。
また、保育園にもよりますが降園の時間がお父さん・お母さんの都合に合わせてそれぞれ違うため、お迎えの時間に変更があったり親以外の人が迎えにきたりする場合にはあらかじめ保育士に伝えておく必要があります。最近では、誘拐などの犯罪も増えているため親以外の迎えの場合には、IDを提示したり保育園から親の方へ連絡がいったりするところも多くなっています。園によっては事前に連絡せずに、登録している人以外がお迎えに来ても園児を引き渡せないルールがあるので気を付けましょう。
登園時のチェック項目重要ポイント!
保育園の決まりによっても違いますが、3歳~5歳の子どもの場合には以下のことをチェックされます。
熱
37.5度以上であれば登園できないか、病気の子どもだけを預かる部屋で過ごすことになります
フィジカルチェック
咳・鼻水、だるそうでないか、体に発疹はないかなど、子どもの体調をチェックします
着替え
パンツや下着、くつ下の替え、洋服一式などを、保育園によってはビニール袋に名前を書いてその中に入れて保育士に渡します
全てのものに必ず記名をするようにしましょう
おむつやトレーニングパンツ
まだまだおむつトレーニング中の子どもたちが多いです
うがいのコップや手をふくタオル
外から帰ってきてからのうがいや手洗いのために必ず持たせます
クラスの全員がそろったら朝の会が始まります
朝の会では子どもたち一人一人の名前を呼び出席をとり、そのときの返事や表情を見て機嫌を確認します。そして朝の歌や体操を行ったり、今日の日付と曜日を確認したりします。毎月の目標(例えば、今月はあいさつを大きな声でしましょうなど)を保育士の先生とともに復唱したり、今日の活動の説明を聞いたりします。少人数制の保育園などでは、個々の子どもたちの成長に合わせてトイレトレーニングを指導してくれるところもあります。一人がトイレトレーニングに成功すると、その影響を受けて他の子もトイレトレーニングにやる気を出したりします。子ども同士がよい刺激や影響を受けるので、親にはうれしい環境になっています。
朝の会の後は頭や体を働かせる活動をします。1日の内で一番体を動かすのがこの時間です。活動の内容は毎日違いますが、みんなで公園やお散歩に出掛けたり、園庭で遊んだり、工作をしたり絵をかいたりとさまざまなプログラムが組まれています。子どもたちが描いた作品は壁に飾られる場合もあるので、お迎えの時に見るのも楽しいですね。また、合唱の時間を設けたりお遊戯の時間を設けたりすることによって、集団行動に少しずつ慣れていくようになっていきます。
保育園によっては、朝が早いためにあまりご飯を食べられなかった子どものことを考えて、野菜や甘いものを与える「おじゅうじ」(午前中のおやつ)の時間を設けている保育園もあります。
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3歳の生意気盛りですばしっこい息子を育てるママです。
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