【月齢別】離乳食から移行する時期のミルク回数

離乳食後期〜完了期:ミルクは補助的に

離乳期の赤ちゃん
生後9〜11カ月ごろには、離乳食を1日に2回(2回食)から3回(3回食)へ進めていきます。歯茎で食べ物をつぶし「かむ」ことができるようになっていきます。そして12〜18カ月ごろには大人が食べるものに近い食事がとれるようになっていきます。大部分の栄養素やエネルギーを食事からとるようになるために、母乳やミルクは徐々に減らしていきましょう。

生後9〜11カ月ごろの授乳回数は?

離乳食も3回になり、1回あたりの食事の量も増えてきます。それにともなって、赤ちゃんの欲しがる母乳やミルクの量は徐々に減っていくことが多いです。母乳の場合には、赤ちゃんが欲しがるだけ与えてもよいとされていますが、ミルクの場合には摂取カロリーが過剰になってしまわないよう量や回数を調整するようにしましょう。おおよその目安は、1回の離乳食後に100ml前後です。回数は、離乳食の量に応じて1日に1〜3回を目安に、赤ちゃんの様子を見ながら食事の補助的な位置づけとして与えていくようにしましょう。

生後12〜18カ月ごろの授乳回数は?

この時期には、1日3回の食事(3回食)と2回のおやつ(間食)という食事のリズムや生活のリズムが整ってきます。赤ちゃんが求める母乳やミルクの量が減り、自然に必要としなくなる子も出てくることでしょう。離乳が完了し幼児食へ移行したからといって授乳をやめねばならない、ということはありません。赤ちゃんの食欲や食事量、情緒的な求めに応じて、必要であれば母乳やミルクを与えても問題ないとされています。欲しがるようであれば、少しずつ量を減らしながら、赤ちゃんのペースに合わせて離乳を進めていきましょう。ただし、ミルクの場合にはカロリー過多にならないよう、発育が母子手帳の成長曲線のカーブに沿っているか確認するようにしましょう。

おわりに

母乳やミルクには栄養を得るだけでなく、ママとのスキンシップや安心を得るという側面もあります。離乳食を進めるのと同様にミルクも段階を踏みながら、赤ちゃんのペースで自然に卒業していけるようにしてあげたいですね。

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