赤ちゃんが生まれた瞬間から、お母さんに休みはありません。1~3時間おきにおっぱいをあげて、おむつ交換、寝かしつけ・・・しかもこれが日中だけではなく、夜中も同じように続きます。まとまった睡眠がとれないので、お母さんの疲労はたまる一方・・・この生活はいつまで続くの?せめて夜だけは5~6時間まとめて寝たい!そんなお母さんに向けた、授乳回数の目安や夜間授乳の乗り切り方、また夜間断乳についても紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目安が知りたい!夜の授乳はいつまで続く?
授乳の回数や1回に飲む量、離乳食を始める時期、授乳をやめるタイミングなどは、赤ちゃんの成長やお母さんの都合などさまざまな条件が個々で変わってきます。これといった正解はありませんが、授乳に悩むお母さんは自分のペースが一般的なのかどうか気になるところですよね。
3~4カ月頃までは夜中でも授乳するしかない
生後3~4カ月ほどまでは、母乳・ミルク・混合に関わらず、1~3時間程度の授乳間隔が続くのが一般的です。母乳は消化が良いので、赤ちゃんの消化具合によっておなかがすくと泣き出してしまいます。また、生活リズムができておらず昼と夜の区別がまだついていないのもあり、夜中でもお構いなしに飲みたがります。お母さんにとってはつらいですが、これは世のお母さんが皆通ってきた道と思って覚悟を決めるしかありません。
最適な授乳回数はどのくらいなの?
授乳自体、最適な回数はどれくらいなのか、大まかな時期別にまとめてみました。
生後1~4カ月の赤ちゃんの場合
1日に8~12回ほど授乳します。生後1カ月の頃と3カ月の頃では胃の大きさと飲める体力が変わってきますので、月齢によって変化する赤ちゃんも多いです。
生後5~12カ月の赤ちゃんの場合
生後およそ5カ月以降に離乳食スタートするお母さんが多く、平行して授乳を行います。授乳の回数は1日におよそ4~5回と減りますが、授乳時間は今までよりも長くなる赤ちゃんが多いです。
幼児期の子どもの場合
1歳をすぎると「幼児」と呼ばれ、そろそろ離乳食を卒業して幼児食になります。授乳回数・量は共に減りますが、まだまだ母乳を求める赤ちゃんもいるでしょう。この時期は、「断乳」や「卒乳」を選択する方が多い時期でもあります。
赤ちゃんによって本当にさまざまです
飲みたがって泣く時間のずれは、赤ちゃんの胃の大きさ・消化の速さ・満腹感覚の個人差によるものですので、あまり気にしすぎないようにしましょう。中には、早い子だと生後2カ月頃になると、一度寝かしつければ朝までぐっすり眠る赤ちゃんもいます。一度に母乳をたくさん飲めるようになると、授乳する回数も減りますので、お母さんが休める時間も増えてくるでしょう。寝る前にたっぷりと飲むことで、朝まで寝てくれることも出てくるかもしれません。
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「夜間断乳」という方法があります
夜間断乳とは、夜の間だけ断乳することです。完全な断乳をいきなりやってしまうと赤ちゃんにとってストレスになってしまいがちですので、それを段階的に進められるというメリットもあります。夜まとまって寝てくれるようになるだけでお母さんの負担はとても減りますので、試してみても良いでしょう。
夜間断乳させるメリット
夜間断乳するとママも赤ちゃんも睡眠のリズムがとりやすくなります。寝つき、寝起きが良くなると生活にもメリハリが出てくるでしょう。朝はおなかがすいているため、離乳食をスムーズに食べられるかもしれません。また、眠っていている間はだ液が十分に分泌されません。乳歯が生えている場合は、夜に頻繁に授乳をすると虫歯のリスクが高くなります。そこで、歯の生え始めを夜間断乳のタイミングとして捉えることもできます。
夜間断乳はいつから始められるの?
夜間断乳を行う時期としては、生後5~6カ月以降が望ましいでしょう。基本的には赤ちゃんの一度に飲める量がしっかり増え、夜の間飲まなくても大丈夫になってからと考えます。離乳食を始めると、母乳よりも腹持ちが良くなるのでそれと同時に夜間断乳するのも良いですね。また、生後半年頃をすぎると赤ちゃんもお母さんの表情や言葉が何となくわかってくるようになりますので、「今からはねんねの時間だよ」と言い聞かせることにより夜間断乳を進めやすくなります。
事前にチェック!夜間断乳するときの注意点
夜間の授乳が無くなることで、その分おっぱいが張ってきますので乳腺炎にならないように適度に搾乳するようにしましょう。
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