お母さんの体調を整える
母乳の出が悪いと感じるときは、自分の体調について考えてみてください。出産の疲労が残り、退院後は赤ちゃんのお世話でくたくたという状態ではストレスもたまります。赤ちゃんにとってまず大切なのは生きていく上での栄養をとることですから、それ以外のことは家族にサポートしてもらえるように頼んでみましょう。
水分補給と睡眠時間の確保
母乳は血液から作られています。お母さんは、妊娠中と同様に大量の血液を作らなければなりません。忙しい毎日ですが、まずは水分補給を忘れずにおこなってください。そして睡眠時間の確保です。新生児の授乳もあり、これが一番難しいかと思います。よく言われることですが、産後しばらくは赤ちゃんと同じリズムで寝たり起きたりするしかないでしょう。栄養をしっかりとって、身体を休めることを第一に考えてください。
お風呂でおっぱいマッサージ
母乳の出が悪いのは、物理的に乳頭が詰まっているからかもしれません。乳房全体をほぐしながら、お風呂でおっぱいマッサージをしてみるのもよいでしょう。哺乳瓶の乳首と違って、乳頭には母乳が出る無数の穴があります。乳首全体からじわっとにじみ出るようにして母乳が出るのです。この穴が詰まっていると、母乳が出にくくなります。指先で乳首をつまんで引っ張り、圧迫するようにマッサージしてください。
おわりに
本当に母乳の出が悪いかどうかは、赤ちゃんの体重増加とおしっこで判断できます。どうしても母乳の量が心配なときは、ミルクを足して混合栄養にすることも検討しましょう。不安なことがあれば、ひとりで悩まずに産婦人科・小児科の医師に相談してください。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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