「小学生の子どもが朝ぐずって、全然起きない!」と困っている親も多いことでしょう。そこで本記事では"朝起きられない小学生の子どもに効く解決法"について、詳しく解説します。「朝機嫌が悪い子どもをどうにかしたい!」と思っているママやパパは必見です。
小学生の子どもが朝起きない原因は何?
朝すぐに起きられない小学生には、いくつかの共通点があります。一体なぜ、小学生は朝ぐずるのでしょうか?以下に朝が弱い小学生の共通点をご紹介します。
夕食が遅いのが原因となっている
人間は食事をしてから、胃の中の食べ物を消化するまでに3時間程度の時間がかかります。そのため入眠時間から3時間以前の間にご飯を食べないと、睡眠中に内臓が消化活動を行なってしまい、質の良い睡眠を取ることができないと言われています。親の仕事や家事の都合もあると思いますが、夕食は出来るだけ寝る3時間前には済ませ、内臓の動きが収まった頃にベッドに入ることが大切です。
朝に日光を浴びることが少ない
人は朝日を浴びることにより、「朝が来た」と認識します。そのため毎日決まった時間に、朝日をしっかり浴び脳に朝を覚えさせることで、体内時計をリセットさせることが出来るのです。つまり毎朝体内時計をリセットし、同じ時間に朝日を浴びるのを徹底することで、時間になると自然と目が覚めるようになります。朝の光をしっかり浴びないと朝起きられないだけではなく、自律神経が安定せず機嫌が悪い状態が続いたり、日中に眠くなったりすることもあるでしょう。
スマホやゲームばかりしているから
スマホやテレビ、ゲーム画面などからは、ブルーライトという光が出ています。
このブルーライトは強い光線を放っているため、交感神経を刺激してしまいます。交感神経が刺激されると脳が興奮状態に陥り目が覚めてしまうため、人の体を落ち着かせるには副交感神経を活発化させる必要があります。交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、睡眠の質が落ちてしまうのです。
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朝起きない小学生への対処法は?
続いて、朝起きられない子どもの対処法についてご紹介します。どうすれば、小学生の子どもは、朝すっきり起きることができるようになるのでしょうか?
朝起きたら、まず朝日を浴びよう
体内のリズムを整えることは大切です。朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びましょう。眩しいかもしれませんが、太陽の光を浴びることで脳に朝が来たことを体に教え込むことができます。また遮光カーテンにしている方は、部屋に太陽の光が入り辛いです。寝室のカーテンは遮光カーテンにせず、自然に光が入るものを選ぶようにすると良いでしょう。
日中にできるだけ体を動かすこと
良質な睡眠を得るためには、適度に体を動かすことが重要です。激しい運動である必要はありませんが、適度に体を動かし血流を良くしておくとよいでしょう。友達とテレビゲームをするのではなく、出来るだけ鬼ごっこやかくれんぼなど外で遊ぶ方が効果的です。また、日中になかなか運動する機会がない小学生は、寝る前に軽いストレッチを行うことで適度に身体を疲れされることができます。
お風呂に浸かることを心がける
最近ではお風呂に入ることを面倒に思い、シャワーで済ます小学生も多いようです。しかしお風呂に浸かることで体が芯から温まり、眠りにつきやすくなります。ただ一つ注意したいのはお風呂の温度です。お湯の温度が熱すぎると交感神経が刺激されてしまい、脳が興奮状態に入ってしまいます。そのためお風呂のお湯はぬるめに設定するようにしましょう。そうすることで副交感神経が活発化し、自然な入眠を促すことができます。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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