よく食べる子にするための食事の仕方
離乳食のタイミングは、初期の頃は1日1回1さじが目安です。中期は1日2回、後期は3回というように、食事のリズムを作っていきます。こうした食事の際に、どのような点に気をつければよいのか、具体的な方法を三つご紹介します。
おやつはできるだけ与えない
赤ちゃんにしっかりと空腹を意識してもらうために、おやつはなるべく与えないようにしましょう。生後半年から食べられる赤ちゃんせんべいなど市販のものがありますが、頻繁にあげていると、「おなかがすいた!」という感覚がわかりにくくなってしまいます。おなかがすいたらしっかりごはん、あるいは母乳やミルクという習慣が大事です。おやつをあげるなら食事の一貫と考えて、野菜や果物などの食材を選んでください。
テレビを消してごはんに集中
離乳食をあげる時に、テレビがついていたり、音楽が流れていたりしませんか。赤ちゃんの集中力は長くは続きませんし、気が散るものがあれば、食べることに集中できなくなります。目の前の食べ物に興味がわくように、食事の環境にも気を配ることです。お父さんやお母さんが、赤ちゃんと一緒に食べることも効果があります。きちんとした食事でなくてもかまいません。何かつまめるものを用意して、一緒に楽しく食べてみてください。
嫌がる子には無理強いしない
赤ちゃんにとって、何もかもが未知の食材です。味や食感によっては、嫌がって吐き出したり、お皿を落として拒否したりすることもあります。そんな時も、嫌がる子には無理に食べさせないでください。食事の時間がイヤな体験になってしまうと、ごはんを楽しく食べられなくなってしまいます。離乳時期は、栄養のほとんどはまだ母乳やミルクに頼っています。離乳食は、ごはんを食べる練習と割り切ることも必要です。
おわりに
よく食べる子に育てるためには、授乳・離乳の時期の食事に工夫が必要なようです。でも、一番大切なのは「楽しく食べる」こと。そのためには無理は禁物です。赤ちゃんもお母さんも肩の力を抜いて進めましょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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