まだまだ読んでほしいこんな名作たち
こちらの章では、王さまとロボットが主人公の作品を3冊ご紹介します。わがままな王さま、急に暴れ出すロボット、子どもたちが作ったロボット。全て空想の世界の主人公ですが、その生き生きとした姿に笑ったりほろりとさせられたり。子どももきっと興味を持って読んでくれることと思います。
ナンセンスな王さまのお話「ぼくは王さま」
王さまシリーズのお話が4編入った作品。たまごやきが大好きで、1日中たまごやきを食べ続けている王さま。大きいたまごやきを食べたくなった王さまは、「ぞうのたまごをとってこい」と命令を出すのですが・・・。ナンセンスな、王さまの独特な世界観が子どもの心をひきつけて離さないでしょう。人間のユーモラスな部分と、ずるい部分を子どもにわかりやすく面白く仕上げてあります。
ショートショートの巨匠の作品「きまぐれロボット」
ショートショートといえば思い出すのが星新一。この作品は氏のショートショートが35編収録されています。表題作の「きまぐれロボット」は博士から何でもできるロボットを買ったエヌ氏のお話。万能なロボットのはずが、時々暴れたり逃げたり。博士に文句をいいに行ったエヌ氏でしたが・・・というお話。短いお話の中にしっかりと伏線があり、それがすっきりと回収される快感をおこさまにもぜひ味わわせてあげてください。
カミイの成長物語「ロボットカミィ」
主人公であるロボットのカミイは、幼稚園児のたけしとようこがダンボールで作ったものです。カミイはわがままでいじわるで泣き虫なロボットでした。園児たちは必死でカミイに集団生活のルールを教え、カミイは少しずつ成長していきます。でもある時カミイは子どもをかばって交通事故にあってしまって・・・というお話。ラストは衝撃的かつ感動的です。ハラハラしていた子どももきっとカミイの未来にほっとしてくれることでしょう。
おわりに
いかがでしたか?今回は小学校低学年の子どもに読んでいただきたい名作文学を10冊ご紹介いたしました。今回ご紹介した本は、長い間子どもたちに親しまれてきた本ばかりです。時を超えて読み継がれてきた名作を子どもと一緒に楽しんでみてくださいね。
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二人の男の子の母です。もともと野球ファンでしたが、今は息子の影響ですっかりサッカー狂になりました。
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