子どもに教えたい電話対応のステップとルール
子どもに電話を取ることを実行してもらうために、実践したときをイメージしてシミュレーションすることは大切です。電話を取ったときどのように振る舞えばいいかについてのマナーや、電話でのルールなどについて、子どもに伝えておきたい常識についてご紹介します。
電話を取ったときはどうする?
- 受話器を持ち「はい」と電話口に出たことを相手に知らせる
- 相手の名前を聞いてからあいさつをする
- 用件を聞く
- 相手が切るのを待ってから受話器を置く
電話の受け答えでは、はきはきと丁寧に、できるだけゆっくりと話すことを心がけるといいでしょう。相手の名前や用件は、できるだけその場でメモを取ってもらうと確実です。電話の相手に対するあいさつや、相手が話しているときにはしっかりと聞くことなど基本的なマナーや、電話を受けた方が後に切ることなどの常識も一緒に教えましょう。
親が不在のときは電話を取らない
多くの家庭での基本的なルールに「親の不在時には電話を取らない」「親の不在を知らせない」ということがあります。特に、小学校低学年の時には、大事な用事でかかってきていても子どもが一人で対応できないことが多いのでやめましょう。また、親の不在を相手に知らせないことも大切です。「今お母さんは仕事に行っていて、家にいません」など具体的な行動を相手に伝えることは、相手に対して親切なように思えますが、子どもが一人で留守番していることがわかってしまうので、危険です。血のつながりのない人には親の不在を知らせないことを徹底し、おじいちゃんやおばあちゃんなど家族であれば、聞かれてから答えるようにするなど、電話の取り方や振る舞い方のルールを決めておきましょう。
自分から名前を名乗らない
親の不在時には電話を取らないことをルールとして決めていても、高学年ともなると友達と電話の約束をして帰ってくることもあります。電話がかかってきたとき、受話器を手に取ってすぐに「はい、〇〇です」と出てしまうのが習慣になっている人は多いと思いますが、これは実は危険なことです。電話をかけてくる人の中には、住人が家にいるかどうか、その家の名前を確かめるためだけに電話をかけてくる人がいます。
定期的にこの手口を繰り返すことで、家族の生活パターンや電話を取った人の声から家族構成を探るなど、犯罪のための情報収集をしている可能性があるので、子どもに自ら名乗らせることはやめましょう。
おわりに
子どもに電話を取らせる年齢にはっきりとした基準はありませんが、小学校低学年頃から実践させている家庭が多いようです。電話を取らせることは、社会性を身に着けるための教育としても意味のあること。だからこそ、常識的な対応ができるようにしっかりとマナーやルールを教えてから実践させてあげるといいですよ。
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30台後半、中学生と小学生の子育て中です。
平日はライター業、週末はウェディングMCとして、実質週7フル稼働中。
「言葉よりも姿勢を見せる」をモットーに、母親の一生懸命さから何かを学んでくれればなぁと期待していますが、なかなかうまくいかないものですね。そんな時は、コストコ、イケアでのショッピングと、たまのエステでストレス発散! しています。笑
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