遠足のお弁当には頭を悩ませるもの。作る時間も限られるので、できる範囲で子どもが喜ぶお弁当を完成させたいですね。今回は、遠足のお弁当で気を付けたいポイントと、園児に人気のおかずレシピを管理栄養士の資格をもつライターがご紹介します。
遠足のお弁当で気を付けたいポイント
毎日のお弁当なら、栄養のバランスを考えたおかずを入れたいですが、遠足などの特別な日には、子どもが喜ぶお弁当を作りましょう。外で食べることを考えて、食べやすさや、傷まないように考慮したおかずを入れるのがコツです。
つかみやすさと食べやすい大きさに
遠足のお弁当の時間は、シートを敷いて座り、お弁当を広げて食べることが多いです。机に食事を置き、椅子に座って食べることに慣れていると、片手にお弁当、反対の手にお箸やフォークを持って食べることが難しく感じます。そのため、遠足のお弁当は、食べやすさを重視したおかずがおすすめです。子どもがお箸やフォークで食べやすい大きさにし、そぼろやヒジキなどの細かいおかずはこぼす可能性があるため避けたほうがよいでしょう。お箸などで持ちにくいミニトマトなどにはピックを刺すと食べやすいですよ。
持ち歩くので傷まない工夫を
リュックサックにお弁当や荷物を詰めて移動する遠足。時期によって気温が高くなることもあります。お弁当が傷まないように、おかずを詰めましょう。菌を増えにくくするために、おかずをそれぞれ冷まし、水分の多いおかずは水分をよく切ります。また、菌をおかずに付けないように、ビニール手袋やお箸で直接触れずに詰めていきます。園からの許可がでていれば、保冷剤を弁当に添えてもよいでしょう。保冷剤を使えない場合は、自然解凍で食べられる冷凍食品を保冷剤代わりに入れるのもおすすめです。
食べ慣れたおかずを入れよう
遠足だからといって、食べ慣れないものを入れると、子どもは食べ切れずに残してしまいます。また、たくさんのおかずを入れると、お弁当の時間内に食べ切れない可能性もあります。いつもと違う雰囲気で食べる遠足のお弁当は、いつも食べる量よりも少し減らしたくらいがちょうどよいかもしれません。お弁当を食べる時間と、子どもの体調を考慮して、子どもが好きなおかずを用意しましょう。
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園児に人気定番おかず
園児が好きなおかずに唐揚げ、卵焼きがありますね。定番のこれらは食べやすいので、お弁当にピッタリ。冷めてもおいしく食べられる味付けをご紹介します。作りやすい量のレシピですので、子どもが食べる量をお弁当に詰めてくださいね。
下味をしっかりと付けた「唐揚げ」
鶏肉の脂肪は、牛、豚よりも溶ける温度が低く、体温ほどの温度で溶けます。冷めても口の中で脂肪が溶けるため、おいしく感じます。
材料
作り方
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ダシを入れてふっくら柔らかい「卵焼き」
ダシを入れてうま味がたっぷりな卵焼きです。冷めても柔らかい仕上がりになります。
材料
作り方
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30代後半。夫、5歳の息子の3人家族。管理栄養士。食べ物が好きで、美味しいものには目がありません。「ごはんまだ?」の声を聞きながら、毎日ドタバタして過ごしています。好きな言葉は、時短、節約、シンプルです。
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