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認証保育園
認可外保育所のうち、地方自治体の独自の認証等を受けて、地方自治体から補助金の支給を受けているところもあります。地方単独保育事業と呼ばれているものです。
認証基準は地方自治体によって異なりますが、国の認可基準ほど厳しくはありません。認証等を受けることで、地方自治体から監督を受けて運営することになります。
そのため、認可外保育所であっても、認可保育園に近い環境のところが多くなっています。保育料も、通常の認可外保育所よりも安く済みます。
東京都でもそういった地方単独保育事業を行っており、東京都の認証を受けた保育所は認証保育園と呼ばれています。認可保育園と通常の認可外保育所の中間的な位置づけの保育所と考えていいでしょう。0歳から5歳までの子どもを対象としたA型と、2歳までの子どもを対象としてB型があります。
開所時間が13時間とされており、認可保育園よりも2時間長いです。そのため、夫婦ともに残業が多い家庭などに合っています。認可外保育所の一種であるため、認可保育園と比べると利用可能なサービスが多いです。そして、利用するサービスによって保育料も変わる仕組みになっています。この点に関しては通常の認可外保育所とほぼ同様でしょう。ただし、1カ月の保育料に上限が設定されています。
2019年からの幼児教育無償化
2019年から始まった幼児教育無償化により、3~6歳児を中心に保育料が無償化されています。これにより保育料の負担がだいぶ楽になっています。
年齢 | 無償化 | 条件 | |
認可保育園 | 0~2歳児クラス | △ | 住民税非課税世帯は無料 |
3~6歳児クラス | 〇 | 無償化の条件なし | |
認可外保育園 認証保育園 |
0~2歳児クラス | △ | 住民税非課税世帯で、 かつ保育の必要性が認定されている家庭は 月4万2000円まで無料 |
3~6歳児クラス | △ | 所得の制限なしで、 月3万7000円まで無料 |
おわりに
認可保育園は世帯収入があまり高くない家庭にとっては、保育料の負担が少なく、魅力的と言えます。さらに国の基準を満たしているため、安心感も強いでしょう。
しかし、サービス内容に関しては認可外保育所の方が充実している部分もあります。きめ細やかなサービスを望むなら、認可外保育所を選択肢の一つとしてもよいのではないでしょうか。
「残業が多いので延長保育は必須」「駅から近い保育園がよい」などそれぞれの施設の特徴と自分の家庭の状況を見極めた上で、もっとも合っている預け先を選んでくださいね。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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