かわいいわが子が初めて通った保育園や幼稚園、長いようであっという間に卒園の季節を迎えます。さまざまな思い出をすてきなスライドショーにしてみてもらいたい!でも、いざ係になってみると何から始めればいいのやら…というお母さん方も少なくないはずです。そこで、きっと謝恩会で盛り上がることうけあいの、スライドショーの作り方とポイントをご紹介したいと思います。
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スライドショーで謝恩会を盛り上げよう!
卒園式のあとにほとんどの園で行われる謝恩会は、卒園式の感動をそのままに、最後に全員で思い出作りができる場です。そんな謝恩会で絶対やるべき出し物のテッパンがスライドショーですね。スライドショーなんて作れるかしら?パソコン音痴なんだけど…という人でも大丈夫です!お金をかけず簡単に、思い出に残るすてきなスライドショーを作りましょう。
事前準備が最も重要?!写真集め
スライドショーを作ろうと思っても、肝心な写真がないと始まりませんね。まずは写真を集めることが重要ですが、年少さんのころから集めるとなると膨大な量になります。写真には、園で撮ったもの(販売用や記録用など園で撮ってくれた写真類)と個人で保管されてるものとありますが、個人からも借りるとなると事前にお願いしておく必要もあります。中には構図がよくなかったり、ピンボケしていたり、使いづらい写真もあると思いますので、なるべくたくさんの写真を用意しておきましょう。
また、謝恩会でスライドショーを流すことを意識して、日ごろの行事の写真をたくさん撮っておくこともおすすめします。
マスクをしている写真しかない!に注意
コロナ禍でも、スライドショーのためには写真が必須。でもこのときに気を付けたいのがマスクです。きっと行事や普段の生活も、子どもたちはほとんどの時間マスクをしてますよね。
気が付けばマスク姿の写真しかない!なんてことにもなりかねません…。
そこで、マスクをしていない瞬間の写真も押さえておきましょう。
個人の写真を撮るときは、周りに注意してマスクを外して撮影するのもよいでしょう。集合写真も、おしゃべりをしない約束で撮影直前にマスクを外してもらうこともできます。食事の瞬間を狙うのもおすすめですよ。
まずはどんなスライドショーがあるのか、見てみよう!
スライドショーを作るにあたり、まずは全体の雰囲気や流れをざっくりと決めておくことが大切です。でもどんな風にしたらいい?そんなときは動画サイトでスライドショーを検索し、いろいろな作品を見てみるといいでしょう。今回は卒園がテーマではありますが、例えば結婚式のものでも、こんな雰囲気がかわいいな、こういう流れにすると感動的なんだな、このアイデアが面白い!といったポイントがみつかるはずです。まずは他の人の作品で勉強してみよう、ということですね。
雰囲気がつかめたら構成を書き出そう
だいたいの雰囲気がつかめたら、次は大まかな構成を考えましょう。全体の尺の長さは何分にするのか、長さに合わせてBGMを決めるのも大切なポイントです。スライドショーの内容も、起承転結をつけると入園から卒園までの流れができていいですね。例えば「起」では入園したばかりのころの写真で構成し、あんなに小さかったのね、懐かしいね、と場を和ませます。「承」では行事ごとの面白写真などで盛り上げ、「転」で成長をぐっと感じさせるような、子どもたちの真剣な表情の写真を。そして「結」では卒園間近の写真を使って感謝の気持ちを一緒にメッセージとして流すなど、卒園にふさわしいちょっぴり切なくジーンとくるようなおわりにすると感動的ですね。
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いざ実践!おすすめソフト4選
スライドショーの基本的な流れがわかったところで、いざ実践しましょう!ここでは無料でダウンロードできるスライドショー作成ソフトをご紹介します。自分に合った、使いやすいものを選んでくださいね。
photo stage
写真や動画を使って、簡単にスライドショーを作成できます。使い方はとてもシンプルで、忙しいママでも簡単。フォルダ内にある画像で自動的にスライドショーを作成してくれるクイック作成機能も付いています。見出しやBGM、ナレーションなども付けることが可能で、完成後は動画ファイルとして保存でき、SNSにアップしたりDVDに焼いたりみんなで楽しめます。
▼photo stage
VideoPad
初心者でも編集が楽にできる。多彩なエフェクトが選択できて、まるでプロが作ったかのような仕上がりが期待できます。シンプルだから動画処理も速く、イライラさせません。ほぼ全ての動画フォーマットに対応しているので、幼稚園のスライドショーにぴったり。
▼VideoPad
iSkysoftスライドショーメーカー
写真や音楽を手軽に編集できる、iSkysoftスライドショーメーカー。機能はベーシックですが、選べるエフェクト効果が盛りだくさん。最大解像度が3840×2160のハイビジョンなので、4Kで再生することも可能です。
▼iSkysoftスライドショーメーカー
FastStone Image Viewer
提供元は海外ですが、日本語化もできるソフトです。カラー調節、画像加工、トリミングなど基本的な機能が使いやすいのが特徴。インターフェースはシンプルで、ストレスを感じずに操作することができます。
▼FastStone Image Viewer
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だいたいの形ができたら流してみよう
一通りの流れができたらあとは一から流してみて、起承転結が意識できているかなどを確認しましょう。何度でも試行錯誤しながら修正して、ベストな作品に近づけるといいですね。最後は細かい調整や、よりよくするための手入れをしましょう。
メッセージ挿入でさらなる感動を!
スライドショーにメッセージやタイトルを入れていきましょう。これでさらにオリジナリティーも感動も増しますよ。写真に合わせたテキストを入れて、フォントも自由に変更してみてください。そして最後にクレジットです。クレジットには最後のメッセージやスライドショーの作成にかかわった人たちの名前を流すことができます。映画のエンドロールみたいなものと思えばわかりやすいですね。
特定の子どもだけに画像が偏っていないか
卒園記念のスライドショーで特定の子どもの画像が頻繁に紹介されている、なんてことはないですか。作成者は自分の子どもや自分の子どもと仲のよかったお友達を無意識に紹介してしまうものです。しかし卒園はクラスメイト全員が対象のもの。「うちの子どもがでていない」、「◯◯ちゃんが多かった」とならないように紹介する画像枚数は全員が同じくらいなるよう心がけましょう。
ただ、途中入園の子どもの画像は少ないのはしょうがないので事前にその旨を保護者の方などに伝えておいたほうがよいかもしれませんね。おめでたい卒園式でのスライドショーをみた人が不愉快になるのは避けたいものです。
失敗しないために!マメな保存を
ここまでの作業はいかがでしたか?すてきなスライドショーになってきたのではないでしょうか。最後にうっかり消してしまったり、長時間のパソコンによる作業でパソコンがフリーズしてしまい、苦労して作り上げた作品がパーになってしまったり、なんてことがないように、こまめにスライドショーの保存をしておきましょう。また、スライドショーを作り始めると、どんどん手を加えて凝りたくなってくるものです。手を加えていくごとに保存しておいた方が、途中で失敗しても前回までの仕上がりから続けることができるので楽ちんです。こまめな保存、忘れがちですが必ずやっておきましょう。
BGM選びのポイント、意外な注意点
先ほども述べたように、スライドショーにおいてBGM選びはかなり重要なポイントです。まず、子どもたちメインのスライドショーですから、子どもになじみのある曲がマストとなります。できれば曲の内容も卒園を意識して、お別れや新たな出会いなどの希望にあふれた内容だといいですね。スライドショーを流している間、子どもが一緒に歌ったりできる曲だと見ている間も盛り上がりますし一体感がでます。また忘れがちですが、曲を使用するにあたっては著作権にも注意しなくてはいけません。著作権フリーの曲を使用するか、著作権が発生する曲を使用する場合は、日本音楽著作権協会(JASRAC)に申請する必要があります。
編集部おすすめBGM
最後に、たまGoo編集部がスライドショーにぴったりなBGMをご紹介します。子どもたちの写真とともに流れてくる名曲たちは、みんなの涙や感動を誘うこと間違いなし。
前述しましたが、楽曲使用の際は著作権を確認してくださいね。
友情編
まずは友情を歌っている楽曲たちをご紹介します。保育園や幼稚園ではぐくんだ友情はまさに宝物です!
BUMP OF CHICKEN「友達の唄」
2011年に公開された映画ドラえもんの主題歌になっている「友達の唄」は、まさに友達との別れを歌っています。離れ離れになっても、大人になってもずっと友達でいようというメッセージは、子どもたちにもきっと響くはず。
Kiroro「Best Friend」
友達への感謝の気持ちを歌った曲「Best Friend」。2002年にリリースされ、朝ドラの主題歌としてヒットしました。幼稚園や保育園ではぐくんできた友情にぴったりの曲です。
いきものがかり「笑顔」
2013年に公開された、劇場版ポケットモンスターの主題歌「笑顔」。愛情や友情を歌っているこの曲はミドルテンポで心地よいメロディーです。強くなるんだ!という歌詞は、卒園を迎える子どもたちへの応援となるでしょう。
AI「みんながみんな英雄」
携帯会社auのCMに使用されていたAIさんの楽曲です。転んでも友達がいる、雨でも風でも頑張っていこう!という励まされる歌になっています。テレビから流れることが多かったので、知っている人も多くスライドショーが盛り上がります。
秦基博「ひまわりの約束」
ドラえもんの映画「STAND BY ME」の主題歌として大ヒットした秦基博さんの歌です。ドラえもんとのび太の友情を歌っていて、卒園式にもぴったりの歌詞になっています。子どもたちにも人気の歌なので、みんなで口ずさみながら見ることができますね。
スピッツ「空も飛べるはず」
1994年にリリースされたスピッツの名曲。高校生の青春を題材にしたドラマ「白線流し」の主題歌に起用され、卒業ソングの定番となりました。ママやパパが子どものころによく流れていた思い出の一曲ではないでしょうか。
米津玄師「灰色と青」
ちょっと大人になったあとの友情を歌っている「灰色と青」。米津玄師さん作曲で、菅田将暉さんと歌っています。ときがたって大人になっても、きっと変わらないものがあるはずと歌う歌詞は卒園シーズンにも合うのではないでしょうか。
いきものがかり「YELL」
NHK全国学校音楽コンクールの課題曲になったいきものがかりの「YELL」も卒業シーズンに人気の曲です。別れは悲しいことではないとエールを送っている歌詞は、スライドショーの演出をさらに感動的なものにしてくれるでしょう。
元気編
聴くだけで元気になってしまう、スライドショーにもぴったりの曲を選んでみました。
嵐「Happiness」
嵐の中でも、とびきり元気な曲の「Happiness」。どんなに落ち込んでも前へ走りだしたくなるような、背中を押してくれる曲です。ドラマの主題歌にも起用されていたので、知っている人も多いのではないでしょうか。子どもはもちろん、ママたちの中でも嵐ファンはたくさんいると思うので盛り上げてくれる一曲になるでしょう。
Foorin「パプリカ」
小学生5人組のFoorinが歌う「パプリカ」は園児や小学生に大人気です。幼稚園や保育園の運動会などで踊られていることが多く、思い出のスライドショーに乗せるにはぴったりの曲なのではないでしょうか。作曲は米津玄師さんで、ご自身でもセルフカバーされています。
星野源「ドラえもん」
2018年に公開された映画ドラえもんの主題歌、その名も「ドラえもん」。のび太くんとドラえもんの友情を歌っています。子どもたちも知っている歌なので、スライドショーが盛り上がります。
miwa「360°」
こちらも映画ドラえもんの主題歌になったmiwaの曲です。アップテンポのメロディーにmiwaの明るい歌声、さらにどこへでも行けるよ!というメッセージにはとても励まされ、元気をもらえます。
号泣編
涙なしでは見られない!号泣編をお送りします。自然と口ずさめるような有名な卒業ソングを集めてみました。
Mr.Children「終わりなき旅」
卒園していく子どもたちへのエールとなるような歌詞の「終わりなき旅」。ママやパパも楽しかったこと、大変だったことをこの歌詞に重ねて涙してしまうのではないでしょうか。Mr.Childrenの珠玉の名曲は、スライドショーのどんなシーンにも感動を呼んでくれます。後半の二度に亘る転調は、スライドショーをさらに盛り上げてくれるでしょう。
小田和正「言葉にできない」
以前保険会社のCMに使われていた曲で、子どもから大人までたくさんの人に愛されています。CMでもすてきな写真のバックに流れているので、スライドショーにもぴったり。感動的な歌詞はみんなの気持ちを表しているようです。
ゆず「友~旅立ちの時~」
卒業式で歌われることの多いゆずの「友~旅立ちの時~」は、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲にもなりました。離れてしまってもずっとつながっているよ、という卒園にぴったりの歌です。
AI「アルデバラン」
朝ドラ「カムカムエブリバディ」の主題歌。大切な人がいつまでも幸せでいますように…という願いを込めた曲です。ちなみに「アルデバラン」とはおうし座の中の恒星。離れていても遠くから見守っているというメッセージが含まれているのかもしれませんね。
藤巻亮太「3月9日」
この曲は友人の結婚式のために作られた曲だそうですが、歌詞の内容やドラマの挿入歌になった影響で卒業ソング定番の一曲となりました。新たな旅立ちを応援する名曲です。
宇多田ヒカル「あなた」
映画「鎌倉ものがたり」の主題歌としても有名な曲。恋人や家族に捧げるラブソングになっています。「あなた」はわが子をイメージして聴けば涙を誘います。
キロロ「未来へ」
この曲は、母親や父親目線で子どもに贈りたい曲です。いつでも見守っているから、自分の足で歩いていくんだよというメッセージは、卒園していくお子さんを見守る保護者の心を表しているようです。
EXILE「道」
卒業式の定番曲としてよく歌われるのがEXILEの「道」です。新たな門出にふさわしい歌詞が、涙を誘いますね。
手嶌葵「明日への手紙」
ドラマ主題歌になった手嶌葵さんの「明日への手紙」は、大切な人へ送る手紙のような歌詞になっています。迷いながらも進んでいこうという歌詞と手嶌さんの優しい歌声が、感動を呼びます。
子どもも喜ぶ編
子どもに人気があり、スライドショーに合うような曲をご紹介します。
「ぽよよん行進曲」(おかあさんといっしょ)
Eテレ「おかあさんといっしょ」で大人気だった曲です。どんな大変なことがあっても乗り越えていこうよ!というメッセージは卒園するみんなに勇気を与えてくれます。子どもたちも一緒に歌えるので、スライドショーがもっと盛り上がりますね。
「にじ」(童謡)
ドラマで園児たちが歌っていたり、つるの剛士さんがカバーしていたりと、幅広い世代に歌われている童謡です。気分が沈んだときでも空を見上げれば虹がある!明日はいい天気になるよね!と元気になる曲です。親子で感動できる内容となっています。
「カントリーロード」(本名陽子)
スタジオジブリ制作のアニメ映画「耳をすませば」の主題歌にもなったこの曲。元はアメリカの歌手がリリースした曲で、日本語訳にしてカバーしたものが「カントリーロード」です。くじけそうなときも頑張って前に進もう、と卒園にぴったりの励まされる曲になっています。
【Canva】無料クラウドデザイン作成サービス
スライドショーが完成したら、それに似合うすてきなパッケージをデザインしてみてはいかがでしょうか?無料クラウドデザイン作成サービス「Canva」なら、特別なスキルがなくても簡単にプロ級のデザインを作成することができます。
「Canva」はオーストラリアのCanvaが開発した、無料のクラウドデザイン作成サービス。日本語版はKDDIコミュニケーションズが提供しています。
今まで専門的スキルが必要とされていたポスターや雑誌のデザイン、写真の加工などが、Canvaでは簡単に行うことできます。
8000種類以上のテンプレートも用意されていて、自由にアレンジすることが可能。もちろん自分の画像をアップロードすることもできて、日本語のフォントも豊富に用意。こだわりのオリジナルデザインを作ることができます。Canvaはソフトをパソコンにインストールする必要もなく、Web上で簡単操作。基本機能は無料で使用することができます。
おわりに
スライドショー作り、いかがでしたでしょうか?今はパソコンやスマートフォンがあればお金もかけず簡単に動画やスライドショーが作れる時代です。無料のアプリやソフトをどんどん活用して、自分たちだけのオリジナリティーあふれる思い出スライドショーに挑戦してみてくださいね。謝恩会で上映したものをコピーして、同級生のご家庭にプレゼントすればきっと喜ばれるはずです。
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