子どもに図鑑を買ってあげたいと思っても、種類が多くてどれにしたらいいのか悩んでいるママも多いのではないでしょうか。最近は分類別の図鑑だけでなく、子どもの興味をひくような、面白いテーマの図鑑が増えています。
今回は、子どもにとって初めての図鑑を選ぶ場合と、買いたす場合の2パターンにわけて「子どもにあった図鑑の選び方」をお話しします。
子どもに図鑑を買うときに気を付けたいこと
最近は図鑑の種類が増えているため、選ぶ楽しみが増えた反面「選び方」が難しくなっています。書店に行く前に「選ぶ基準」を持っていなければ、的外れな図鑑を買ってしまうかもしれません。まずは、子どもの図鑑を選ぶときに気を付けたいことをお話しします。
子どもの発達にあった図鑑を選ぶ
大人が図鑑を選ぶとき、つい情報量の多さを基準に選びがちです。しかし小さな子どもに多すぎる情報を与えても理解できません。子どもの年齢や発達に応じた情報量の図鑑を選ぶようにしましょう。3歳ならば、大きな文字で書かれている名前や大きさだけで十分かもしれません。6歳になれば生態や仕組みにも興味を持ちます。大人は「図鑑はずっと使えるもの」と思いがちですが、発達に応じた図鑑を選ぶことで、より子どもの興味をひき出すことができるでしょう。
「役に立つ」「役に立たない」を基準にしない
親は子どもに役立つ情報を与えたいと思うでしょう。しかし子どもは、役立つことよりも面白いことに興味を持ちます。動物図鑑ならば「生態」よりも「強さや間抜けさ」の方が子どもにとっては面白いテーマです。情報量が豊富で役立つ図鑑は、子ども本人が欲しいと思ったときに買っても遅くはありません。しかし「これがみたい」と思う好奇心や探求心は「あとで」ではなく今が大切です。大人からみると「役に立たない」と思われることは、役立つことに興味を持つ「きっかけ」になることがあります。
人気ランキングをうのみにしない
子どもに何かを選ぶときに「人気ランキング」はとても参考になります。しかし図鑑に関しては人気ランキングをうのみにしない方がいいでしょう。なぜならば、図鑑は子どもひとり一人の興味にあわせたものを選ぶことが大切だからです。たとえ人気ランキング1位の図鑑であっても、子どもが興味を持てなければ「その子どもにはあっていない図鑑」になります。
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初めて図鑑を買うときの選び方ポイント
初めて図鑑選びは、それから先に大きな影響を与えます。初めての図鑑選びに成功すれば、子どもは図鑑好きになり、新しい分野にも興味の幅を広げていくでしょう。
ここからは、子どもにとって「初めての図鑑」を買うときの上手な選び方を紹介します。
多くの分野がセットになっている図鑑
図鑑には2種類あります。ひとつは「ニューワイド学研の図鑑」「小学館の図鑑NEO」のようにひとつの分野について「調べる図鑑」です。もうひとつは「ざんねんないきもの図鑑」のようにひとつのテーマについて深く語られた図鑑になります。
初めての図鑑を選ぶときには、できるだけ多くの分野がセットになっている「調べる図鑑」がいいでしょう。なぜならば、小さな子どもは持っている知識の量が少ないため、どんなことに興味があるのかわかりません。小さな子どもには、広く浅い情報を豊富に与えることが図鑑選びのポイントです。
イラストやしかけが多い図鑑
イラストやしかけが多い図鑑は、字が読めない子どもでも楽しむことができるでしょう。学研の「はっけんずかんプチ」はイラストやしかけが豊富で、絵本感覚で使える図鑑です。むかしの図鑑は、同じ大きさの写真が平行に並べてありましたが、最近は躍動感ある写真を伝えやすい配置で掲載しています。実物の写真だけでなく、CGや特徴を強調したイラストを使っている図鑑は説明文を読まなくても目から入ってくる情報が多いため、まだ本が読めない子どもや本が苦手な子どもにおすすめです。
ハードカバーで頑丈な図鑑
図鑑は高価なものが多いため、大人はつい「大切にしなさい」といいたくなります。しかし図鑑はボロボロになるまで使ってこそ意味があり、ボロボロの図鑑ほど愛着がわくものです。特に図鑑は「使うもの」なので他の本よりも傷みやすいでしょう。子どもが小さいときには、多少扱いが乱暴でも耐えられるハードカバーの図鑑がおすすめです。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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