おもしろければ宿題は早く終わる
子どもは、おもしろい遊びにはすぐに夢中になり、時間を忘れて熱中します。宿題がいやなのは、おもしろくないから。楽しくおもしろくなるような演出をしてあげると、それだけ早く終わります。自由研究のテーマも、今子どもが興味を持っている分野をそのまま生かせばいいのです。ゲームでも漫画でも、視点の工夫でいくらでも「研究」になります。
その4 絵・工作はみんなで集まってやる
絵や工作は、意外に時間がかかる宿題です。学校の授業でも、2時間授業を何週か継続して作品を仕上げていくわけですから、1日中、集中して取り組むのは難しいでしょう。ただ、友だち同士で集まってやるなら別です。どのようなものを作るか事前にプランを立てておき、公民館やマンションの集会室などを借りて集まって作業することをおすすめします。お昼はお弁当を頼んでもいいですし、飽きたら途中で遊んだりおやつを食べたりして過ごします。お母さん同士でおしゃべりしながらみんなで子どもの宿題を見てあげるわけです。この場合、作品の完成度を重視しない方がストレスは少なくてすみます。
その5 読書感想文は親子でビブリオトーク
読書感想文はオーソドックスな宿題ですが、苦手な子も多いジャンルです。作文の指導は難しく、親としてもどうアドバイスしたらいいのか悩みますね。読書感想文を楽しく早く終わらせるには、親子でビブリオトークをおすすめします。ビブリオトークとは、読んだ本のおもしろさを伝えあう会話のことです。話すことで、子どもの思考も言語化され、文章にしやすくなります。ポイントは、親子で同じ本を読むこと。親がアドバイスをしやすくなります。本は、新しく読まなくてもかまいません。苦手な子には、以前読んだことのある好きな本を再読する方が取り組みやすいでしょう。
おわりに
夏休みの宿題は、早く終わらせるにこしたことはありません。子どものモチベーションが高い最初の1週間で、単純なものは終わらせてしまいましょう。達成感がやる気を持続させてくれます。テーマ選びやスケジュール管理は、大人が適度に介入して子どもが楽しく取り組めるように工夫してみてください。普段できないことを体験する有意義な夏休みを目指しましょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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