子どもはイヤホンを使っても大丈夫?耳に悪影響を与える?

子どものイヤフォン
子どもをあやすのに、スマホなどの携帯端末があればいつでも見られる動画は便利ですよね。電車・バス・飛行機などの乗り物に乗っているときなど、イヤホンを使って動画視聴をさせてしまう方も少なくないと思います。しかし、子どもに長時間イヤホンを使わせることで難聴になってしまうという意見も聞きますが、本当のところはどうなのでしょうか?

イヤホンを使っていて難聴になる場合とは?

ゲームをする子ども
イヤホンを使用している子どもの全てが難聴になるわけではありません。しかし、難聴になりやすい環境でイヤホンを継続して使っていると、やはり何らかの問題が生じる傾向にあるようです。以下に、その主な理由をご紹介しましょう。

環境下よりも大きな音で聴いてしまう

子どもがイヤホンを使う場面でよくあるのが、公共交通機関などで移動中にイヤホンを使用するケースです。もともと、電車内の音はそれなりに大きいため、イヤホンの音に集中するために音量を大きくすることはよくあります。例えば、地下鉄の車内の騒音レベルは80dbといわれており、大人でもうるさいと感じる音になりますが、もし地下鉄で音楽・動画などの視聴を行う場合、その音に負けないくらい大きな音量での視聴を行うことになります。これが、難聴の一因になってしまうことがあるのです。

大きな音量で継続して聴き続けてしまう

先ほどの例でいえば、地下鉄や電車を使って移動している子どもは、みんな難聴になるのではないかという疑問が生まれます。しかし、この場合に問題になるのは「大音量で一定時間継続して聴き続ける」ことなので、人によって個人差があります。アメリカの安全衛生庁が定めた騒音性難聴の基準になると、地下鉄の社内から聞こえる音や、乗客が大声で話している声を8時間連続で聴き続けると、耳を悪くする可能性があるといわれています。つまり、地下鉄の騒音のレベルを超える音量で音楽などを長時間聴いていると、騒音性難聴を発症してしまうリスクはより高まるのです。

中耳炎などの病気に子どもが気付いていない

大人がなかなか気付かない理由の一つに、子ども自身が耳の病気を患っていることに気付かないケースもあります。中耳炎などの病気は痛みを伴うため、単純に聞こえづらいという症状だけではないことから、本来であれば子どもでも気付きやすい病気です。しかし、滲出(しんしゅつ)性中耳炎などの場合は炎症の度合いが小さいことから、子どもが痛みを感じないため、症状に気付きにくいという傾向が見られます。子どもも大人も気付かないまま、聞こえないからといってイヤホンを使い音量を上げていくと、難聴につながりかねませんから注意が必要です。

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イヤホンを使うこと自体は問題ないの?

聞く子ども
子どもがイヤホンを使うこと自体は、子どもの耳の健康上問題はないのでしょうか?実は、イヤホン自体に害があるというわけではなく、イヤホンの使い方に注意する必要があるのです。以下に、子どもがイヤホンを使う場合の注意点をいくつかご紹介します。

音量に注意さえしていれば問題はない

まず、イヤホンを子どもに使わせる場合は、音量を極端に大きくしないことが基本です。子どもが音量を大きくする理由は、音が聞こえないからです。そのため、映画のように小さな声・大きな声の使い分けが行われているコンテンツの場合、子どもが聞き取りにくいからといって音量を大きくしてしまい、急に音量が上がって驚いてしまうということもあります。何かコンテンツを視聴させる場合は、できる限り環境音に近い音量で聴かせることを心がけ、音漏れがあるようならばマナーを注意するのと合わせて音量を小さくしましょう。

イヤホンを使う環境に気を付ける

電車・地下鉄・車の中などはそもそも環境音が大きく、イヤホンを使ったとしても思うように聞き取れないことが多いものです。そのため、どうしても音量を上げがちになってしまいます。子どもに限らず、大人でもそのような場面に遭遇することは珍しくありません。できれば静かな環境を作ってイヤホンを使わせるようにしたいところですが、移動中はなかなか難しいかもしれません。可能であれば、子どものおしゃべりにできる限り付き合うなど、イヤホンを使わない過ごし方を考えたいものです。

聞き取りにくい兆候があれば要注意

騒音性難聴の特徴は、比較的高い音域の音が聞こえなくなるといった現象があります。このような難聴は、子どもにとっても自覚しにくい兆候なので、本人も知らないところで症状が進行してしまうことも珍しくありません。もし、以下のような症状が子どもに見られた場合は注意が必要です。

  • 話を聞き返されることが多い
  • 複数の人の話を聞いていても、あまり内容が聞き取れない
  • 騒がしいところなどで、人の話を聞き取れない

もし、このような症状が長引いているようであれば、専門医の診断を受けましょう。

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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》

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