よく子どもを産むなら「一姫二太郎」といわれますが、実際、女の子のほうが男の子より育てやすいのでしょうか。そもそも男の子と女の子で育て方は変えるべきなのか、子育ての基本と、男の子、女の子との向き合い方のコツについてご紹介します。
この記事のもくじ - 項目をクリックで該当箇所へ
子育ての基本は男の子も女の子も同じ
子育ての基本は、男の子も女の子も変わりません。子育てをするうえで、将来社会に出て困らない常識やルール、マナー、社会性などを学ばせる必要があるのは、男の子も女の子も同じだからです。反対に親として守るべきルールも同様です。
例えば、「◯◯はダメな子ね」「◯◯はわがまま」などお互いの子どもの悪口を話さない、感情的に怒らない、過保護に育てない、過干渉を避ける、兄弟姉妹がいる場合は性別の違う子どもを比較しないようにする、などです。
男らしさ、女らしさについて
中には、女の子のようにおとなしい男の子や、女の子なのに電車やミニカーで遊びたがる子もいます。「男の子なんだから」「女の子なんだから」という固定観念を持っていると、親としては理想とのズレに悩み、それをあてはめられる子どもも苦痛ではないでしょうか。
まずは性差よりも一人の人間として尊重してあげることが大切です。「女の子だからお行儀よく優しく」「男の子だから泣いちゃダメ」といったように、女のくせに、男のくせにという育て方はやめましょう。なぜなら男性であっても優しさは必要ですし、女の子であってもバイタリティーは大切だからです。
合わせて読みたい
体の仕組みの違いを知っておこう
男の子と女の子で子育てを変える必要はありませんが、それでも自分と異性の子どもはわかりづらいと思うパパママもいるかもしれません。そこで、ここからは少しだけ男の子、女の子の違いについて参考までにご紹介していきます。
おなかの赤ちゃんの脳はもともと女の子脳ですが、男の子の場合、妊娠初期から中期にかけて男性ホルモンが分泌され、脳をはじめ骨格や筋肉なども、男の子らしくなっていきます。ただし個人差があって、女の子らしい性格の男の子もいれば、体ががっしりとした女の子もいます。
近年、男性と女性では脳の仕組みが基本的に違っていることが解明されつつあります。女性の脳は男性の脳よりも脳漿(のうしょう)と呼ばれる右脳と左脳をつなぐ部分が多いということがわかってきました。
一般的に女性は言語能力に優れており言葉を覚えるのが早く、自分の周りの状況に適応しやすい仕組みになっています。2、3歳の女の子が大人顔負けのおしゃまな言葉を発するのも納得ですね。反対に、男性は平面のものでも立体としてとらえることができる空間能力がたけて、乗り物などものに興味を持ちやすいともいわれます。
また平均寿命からもわかるように、体力的には女性より優れるものの、どちらかといえば男性のほうが病気にかかりやすい傾向にあります。そのため「男の子のほうが育てるのが大変」といわれるのかもしれませんね。
合わせて読みたい
たまGoo!(たまぐー)は、妊活、妊娠、出産をこれから迎えられる女性をサポートするため、女性のみならず、男性にも知っておいて欲しいこと、夫婦で取り組むべきことなどをコラムなどで紹介し、みなさまのご不安やお悩みに答えることを目的としたサイトです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。