子どもの虫歯の進行は年齢別で違う?それぞれの特徴と効果的なケア方法

5歳から生え変わり時期の虫歯の特徴

仕上げ磨き
5歳以上になると、歯の生え変わりが始まります。まずは下の前歯2本から順番に生え変わりはじめ、親知らずを除く永久歯28本が生えそろうのは中学生になった頃になります。この生え変わりもスムーズにいかない場合があり、しっかりと親が見守ってあげたいですね。

生え変わりと「6歳臼歯」の時期

5、6歳になると顎が大きくなり、歯と歯の間にすき間ができます。いわゆる「すきっ歯」な状態ですが、これは乳歯より大きな永久歯が生えてくるための大切なスペースですので、安心してください。乳歯が抜けていないのに後ろから永久歯が生えてくるなどすると、歯並びが悪くなってしまうのでこまめにお口の中をチェックしてあげましょう。また、生え変わりと同時期に一番奥に「6歳臼歯」が生えてきます。

まだまだ仕上げ磨きを忘れずにしてあげましょう

自分での歯磨きも上手になっているでしょうが、まだ仕上げ磨きをしてあげましょう。生え変わりの時期には、大きな永久歯と乳歯が混在しているせいで、歯と歯が少し重なっていたり、すき間が狭くなったりしているので、磨き残しが心配です。また、6歳臼歯は出はじめてから完全に生えきるまでの期間が長いため、歯が柔らかい状態が長く、虫歯になりやすいと言われています。奥までしっかりと磨きましょう。

もし虫歯になったら、どう対処をする?

乳歯、永久歯ともに「サホライド」などを使用した虫歯の進行を防ぐような治療ではなく、しっかりと虫歯の部分を取り除く治療を行います。最近ではレーザー治療など痛みが少ない方法もあり、子どもへの負担は軽くなってきています。しかし、一度虫歯になってしまうと、治療はできても「治癒」はできません。やはり、毎日のケアと定期的な診察が大切ですね。

おわりに

乳歯や生えたばかりの永久歯は大人の歯に比べると、エナメル質と象牙質が薄く、虫歯になりやすく進行も早いです。子どもの虫歯は親の注意次第で予防できるものです。すべてが親任せでは困りますが子どもが虫歯で困らないために日頃から見守ってあげてください。それぞれの年齢で気をつけるべきポイントをしっかりとおさえ、生涯虫歯ゼロを目指してあげたいものですね。

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