「学校朝食」で朝から元気に活動する子どもたち

学校朝食
小学校で朝ごはんを提供する「学校朝食」が話題です。一足はやく登校して、友だちと朝ごはんを食べる小学生は、なんだか楽しそう。食事を提供する大人も、その笑顔に活力をもらっているようです。各地で実施されている「学校朝食」の実態について、まとめました。

小学校で朝ごはん!「学校朝食」の事例

ボランティアの食事
地域の小学校で、通学してくる小学生に朝食を提供するのが「学校朝食」のスタイルです。一時期話題になった「子ども食堂」と、基本的な理念は共通するものがあります。毎朝ごはんを食べてこない、食べてこられない子どもたちのために実施されている「学校朝食」の事例をご紹介します。

週3回、おばあちゃんボランティアが提供・大阪

大阪市の東淀川区、西淡路小学校では、週に3回の学校朝食が提供されています。運営しているのは、地元のおばあちゃんたち。家庭科教室で「朝ごはんやさん」を開いています。民生委員などの活動をしていた表西弘子さんが区民提案型の事業として行政に提案し、実施にいたったものです。実施までにはいくつかの問題もありましたが、学校長の協力や地元農家の応援を得て、活動が続いています。きつねうどんやスープ、ピザトースト、ごはんに果物など、内容もバラエティーに富んでいて、子どもたちも満足そう。ひと月ごとに事前に申し込みをして、1食50円を支払う決まりになっています。学校のホームページ(HP)でメニューが紹介されていますよ。

希望者に無料提供、全国初の行政主導型・広島

大坂が市民主導型のボランティア活動であるのに対し、広島県廿日市市の阿品台東小学校では、行政主導型の学校朝食が提供されています。食材は、市内外の食品会社からの無償提供。学校の敷地にある児童館で、週1回の実施です。「学校朝食」は、広島県が進める「朝ごはん推進モデル事業」として実験的に行われており、調理などはボランティアや市民団体が担当しています。保存食を中心にシリアルやパンなどがトレーに並び、子どもたちは笑顔で食卓を囲みます。

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なぜ「学校朝食」が必要なの?

空腹の子ども
朝ごはんは家で食べるのが当たり前!と考える人も多いでしょう。しかし、文部科学省の調査によると、家で毎日朝食を食べてくる小学生は年々減少しています。そして、まったく食べてこない子どもの数は増加傾向にあるのです。

家庭で朝ごはんを食べられない子どもたち

前出の西淡路小学校が「学校朝食」を始めたのは、「家で朝ごはんを食べてこない子が増えている」という調査結果を受けてのことです。朝食抜きの背景には、共働き家庭の増加があると考えられています。朝早い仕事だったり、両親ともに疲れていて朝食の準備ができなかったり、大人の事情が子どもの生活に影響を与えています。また、インターネットやゲームなどで夜更かしをしたり、夜遅くまで塾で勉強していたり、遅寝のせいで朝寝坊することも原因のひとつです。また、子どもの貧困問題も関係していると考えられます。こうした家庭に「朝ごはんを食べさせなさい」と指導しても、一朝一夕に問題は解決しません。まずは、子育て支援のための「学校朝食」です。

朝食のグラフ

「朝ごはん抜きだと学力低下」の調査結果

広島県が「学校朝食」の取り組みを始めたのは、「子どもたちに朝食をとる生活習慣を身につけてほしい」という願いからです。2018年の文部科学省の調査によれば、朝食を毎日食べている子とまったく食べていない子の試験問題正答率には15%の開きがありました。毎日食べている子の方が、正答率が高いのです。朝食は学力との相関関係があるといえるでしょう。子どもたちによりよい教育を与えるには、まず環境を整えることが必要です。子どもたちが「学校朝食」で朝ごはんの習慣を身につければ、家庭の意識がかわるかもしれません。ある程度の年齢になれば、自分でパンや果物を準備して食べることもできます。

朝食と学力

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2歳差で生まれた娘と息子はすでに高校生。子育ても一段落したと思いきや、思春期の悩みに付き合わされている40代後半の働くお母さんです。保育の現場で子ども達に癒やされながら日々勉強中。しかし子育てには、教員免許もたいして役に立たず。それよりも、演劇部で鍛えた妄想力と演技力の方が役に立ったような気がします。「子どもの主食はあそび」の信念で、とにかく楽しく、子どもの人権を尊重した育児が理想。あくまで、理想・・・。

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