子どもの食べムラに悩むママは多いものです。食べムラとは「きちんと食べるとき」と「食べないとき」のムラがあることをいいます。ママとしては「食事の時間は食事に集中してほしい」と思うのですが、なかなか思うとおりに子どもは食べてくれません。今回は、子どもの食べムラに悩むママのヒントを紹介します。
子どもの食べムラがひどくなる理由
子どもの食べムラは、離乳食を終えた頃から始まることが多いようです。離乳食が終わる時期は「魔の2歳」といわれる反抗期とも重なり、ママのストレスは大きくなる一方かもしれません。しかし、子どもの食べムラには、単なるわがままではない理由があります。まずは、食べムラがひどくなる理由を探り、えたいのしれないモヤモヤを晴らしていきましょう。
自己主張ができるようになってきたから
食べムラが始まる時期は、子どもが自己主張できるようになる時期と重なっています。食べムラには「食べたいものだけを食べる」や「食べたいときに食べる」のように、子どもなりの理由があるのです。一見、わがままをいっているように感じます。しかし、離乳食時代の「口に入れられたものを食べる」という受け身よりも「自分の意志で食事するようになった」と成長を感じることもできるのです。
テレビを見ながら食べる習慣があるから
食事中に子どもが動き回らないように、テレビをみせながら食事をしていることはありませんか。テレビを見ながら食事をすると、体は固定されるかもしれません。しかし、気持ちはテレビに集中しているため、食べることに興味がわかなくなってしまうのです。食事中はテレビを消して、体も心も食事に集中できる環境を整えてあげましょう。
味付けが同じものの繰り返しだから
食べムラがひどくなると、子どもが好きな献立や味付けを繰り返してしまうことがあります。ママは、子どもが成長するために必要な栄養を摂らせたいため、一度喜んで食べた献立ならば食べムラに関係なく食べてくれると思い、繰り返すのです。しかし、同じ献立と味付けの繰り返しは飽きてしまいます。「うちの子はクリーム味が好きだから」といって、食材だけを変えて同じ味付けを繰り返していると、好きだった味さえも食べなくなってしまうかもしれません。
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無理やり食事に集中させるデメリットとは
食べムラがひどい子どものママは、自分の食事のしつけが悪いと思っているかもしれません。食事のしつけは大切ですが、無理やり食事に集中させて食べさせることには、デメリットもあるのです。ここからは、無理に食事に集中させるデメリットについてお話しします。
体調の変化に気がつきにくくなる
食べムラの原因が、自己主張や気分の問題だけとは限りません。ママが「また食べムラだ」と思っていたら、実は体調が悪くて食欲がなかったり、食物アレルギーで口の中に違和感があったりして、食べられないこともあるのです。食べないことをすべて食べムラのせいにして、無理やり食事をさせていると、子どもの体調の変化に気がつくことが遅くなってしまう可能性もあります。
ママが子育てでイライラする時間が増える
ママは、子どもの食べムラがひどいとイライラします。食事の時間は、一日に三回もあり、食事のたびに「無理やり集中させなければいけない」となると、親子そろって食事の時間が苦痛になるでしょう。食事が終わると同時に気分を切り替えることができればいいのですが、二人で過ごしていると、なかなか気持ちの切り替えは難しいものです。暗いママの気持ちは、子どもに伝わります。食べムラだけの問題が、ママと子どもの関係にまで悪い影響を与えてしまうこともあるのです。
食べることが嫌いになる
子どもは無理強いされることを嫌います。特に食べムラが出る頃は、自我が芽生える頃なので、自分の気持ちとは違うことを強制されれば、行為そのものを嫌いになってしまうかもしれません。食べムラは、いつか治るでしょう。しかし、食べることは生きている限り続き、人間の楽しみでもあります。食べることが嫌いになってしまうことは、とてももったいない話ではないでしょうか。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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