夜泣きと聞くと赤ちゃんを思い浮かべる方も多いと思いますが、乳児期には朝までぐっすり寝ていたのに2歳や3歳で夜泣きが始まる子もいたりします。夜泣きについてはかなりの個人差があるようです。そこで今回は、2歳児が夜泣きをしてしまう原因や、その対処方法についてご紹介します。泣きやまなくて苦労している方は参考にしてみてくださいね。
意外?2歳は夜泣きをしやすい年頃
夜中に授乳したり、おむつを交換してあげたりと、夜泣き=赤ちゃんと思いがち。そのため、2歳にもなって夜中に急に泣き出すことに不安を覚える方もいるでしょう。しかし、2歳頃はしっかりし始める反面、心身の発達がまだまだ不安定なため夜泣きをしやすい年齢でもあるのです。
そもそも夜泣きって?判断基準は?
夜泣きとは、赤ちゃんや幼児が夜間の睡眠中に理由もなく泣き始め、激しく泣き続けることを言います。例えば、寝る前は機嫌も良かったのに夜中に急に泣き始める、泣き出す原因が見当たらなくどうあやしても泣きやんでくれない、部屋の電気をつけてあげたり名前を呼んだりするとハッと目を覚ますようなことが何日も続くと夜泣きと言えるでしょう。
「夜驚症」という睡眠障害の可能性も
夜泣き原因のひとつには「夜驚症(やきょうしょう)」というものがあります。夜驚症が起こる原因は判明していませんが、育て方や生活環境とは関係のないものとされています。夜驚症の症状には、眠ったまま泣いていたり、大きな声で泣き叫ぶなど、暴れたり騒いだりといった症状があり、しばらくするとピタッと泣きやんで再び眠りに入るというのが特徴です。お子さんの症状と比較して参考にしてみてくださいね。
「成長痛」が原因である可能性も
中には足や腕が痛いなどと言って泣きながら起きてくる子もいます。痛む場所がはっきりとしていて毎回同じ箇所を気にしている場合は、成長痛を引き起こしている可能性もあります。状況によっては整形外科等を受診しなければならない場合もありますが、異常がなければマッサージをしてあげたりホットタオルで温めてあげたりするといった対応をしてあげてください。
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2歳児に起こる夜泣きの原因とは
2歳児が夜泣きする原因には、感情のコントロールができていなかったり、夢の途中で起きてしまうことで現実との差に混乱してしまったり、その日ママの元気がなかったりといったことが挙げられます。これらについて詳しく見ていきましょう。
前頭葉が未発達なので感情の起伏が激しい
感情のコントロールをするのは前頭葉ですが、十分に発達する年齢は3歳頃。2歳ではまだ発達しきっておらず、自分の感情を上手に扱うことができません。夜泣きは前頭葉の未発たちと大きく関係しており、不安や恐怖を感じるとどうしたら良いのかわからなくなってしまい、耐えきれず大声で泣いてしまうのです。毎日泣かれてはママも参ってしまいますが、抱きしめてあげるなどして不安を取り除いてあげましょう。
夢と現実の境目に気付かず混乱してしまう
2歳頃は行動範囲も広がり、歩いてお出掛けすることも多くなります。そうして初めての体験が増えていくのですが、その日あったことの情報を処理するのは「夢を見ている時間」なのです。たくさんの情報を処理しなければ脳が休まる時間がなくなり、興奮状態のまま夜を迎えて夜泣きする原因となるため、質の良いお昼寝も重要となります。また、夢の途中で起きてしまうことで現実との区別がすぐにつかず、混乱して夜泣きにつながることもありますよ。
時にはママの態度が夜泣きの原因になることも
2歳頃は、しっかりしていると思いきや甘えん坊になるなど、接し方にも悩む時期です。こうしてイヤイヤ期に入ることが多いのですが、中にはイライラがうまく消化できず子どもに暗い顔をし続けるなどり、怒鳴ってしまう方もいらっしゃると思います。しかし、そんなことが続いてしまえば子どもは情緒不安定になり、夜中に目が覚めた時に泣き出してしまうことも少なくありません。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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