卒乳の時期を控えるママにとっては、育児の負担が軽くなる一方で「寂しい」気持ちも募るもの。なんとなく子どもとのふれあいが少なくなるような気がして、切なくなってしまうというママも少なくありません。
今回は、卒乳後のママが抱える寂しさを乗り越えるヒントについてご紹介していきます。
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卒乳を迎える主なタイミング二つ
無事に誕生した赤ちゃんは、ママの母乳やミルクを飲み、すくすくと成長していきます。しかし、いつまでも母乳を飲んでいるわけではなく、いつかは必ず卒乳の時期を迎えるのは自然なこと。そのタイミングには大きく二つのパターンがあります。
諸事情にともなう断乳
例えばママの体調不良や仕事など、赤ちゃんの体調不良などで早い段階で授乳をやめざるを得ないケースもあります。この場合は断乳といい、0歳児のうちに授乳をやめる場合によく耳にします。
この場合は赤ちゃんの気持ちとは関係なくやめることになり、ママとしても深い寂しさを感じるケースがあるでしょう。
月齢などを踏まえての卒乳
一方で卒乳とは、赤ちゃんの成長とともに自然と母乳を欲しがらなくなる場合を指すといわれます。例えば1歳以上になり、離乳食も成長段階とともに順調に進んで、子どもも自然と母乳から離れていくケースです。赤ちゃんの成長とともに自然と卒乳できるのが理想的ともいえますが、一方でママの気持ち的には「寂しい」と感じることも多いようです。
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寂しい気持ちを乗り越えるヒント
赤ちゃんの誕生からこれまで毎日授乳していたのに、卒乳となると寂しくなるのは当然のこと。しかし、ママとしても気持ちを切り替えていくことが大切です。ここでは、寂しさを乗り越えるヒントとして三つのポイントをご紹介します。
おっぱい以外のスキンシップを大切に
授乳タイムは赤ちゃんとママとの大切なふれあいタイム。その時間がなくなること自体、寂しさにつながっているともいえるでしょう。授乳で得られたふれあいタイムを、別の方法で継続できるようにしてみてはいかがでしょうか?
例えば、ちょっとしたときにギュッとハグしてあげたり、お散歩でしっかりと手をつないであげたり。ママと子どものほっぺを「ぴったんこ」させて、スキンシップを楽しむのもいいですね。
卒乳は子どもの成長の証しと考えて
卒乳を寂しいと考えるのではなく、ひとつの成長と前向きに考えてみましょう。卒乳を「寂しい」と考えてしまうと、その後、子どもの成長のたびに寂しくなってしまいます。なんとなくいつも後ろ向きな感情にとらわれてしまうのではないでしょうか?
できるだけポジティブシンキングでいくためにも、「卒乳はうれしいイベント」だと考えてみてください。
新たな成長を楽しみに捉えよう
前向きな考えを持てば、子どもの新たな成長も楽しみのひとつになるのではないでしょうか?これから続々と訪れる成長の証しを見るたび、育児の楽しみ・喜び・親としてのやりがいを感じることができるでしょう。
卒乳を終えれば、歩行・言葉など、さまざまな状況で新たな成長の兆しも見えてくるはず。これからの新しい子どもの姿を想像し、喜びを体感しましょう。
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スムーズな卒乳を迎えるためのポイント
卒乳は、子どもの性格や状況によってタイミングはさまざま。スムーズに終える子どももいれば、そのパターンはまさに十人十色でしょう。ここで、スムーズな卒乳を迎えるためのポイントを二つにしぼってご紹介します。
必要以上に月齢にとらわれない
育児雑誌やサイトなど、さまざまなところで卒乳の時期を調べているママも多いでしょう。また、友人やご近所の子どもなど、身近な子どもが卒乳したと聞くと、焦りを感じるかもしれません。しかし、必要以上に「一般的な卒乳時期」にとらわれないようにしましょう。
子どもの成長はさまざまです。1歳になる前に自然と卒乳した子どももいれば、2歳前までおっぱいが大好きな子どももいます。無理に卒乳をするのではなく、子どもの様子も見ながらのほうが、卒乳もスムーズにいく可能性もあります
中途半端な卒乳はお互いがつらくなる
卒乳をしようとしたものの、ママの気持ちが中途半端な場合、卒乳しきれずにダラダラと続けてしまうケースも。この場合、ママも子どもも双方にとってつらい時期が長く続いてしまうことになります。
もしも「卒乳する」となれば、中途半端な行動はとらず強い意志を持って取り組みましょう。そのほうが、短期間で卒乳できる可能性が高いです。一度中途半端に卒乳を断念すると、次のタイミングでも子どもが嫌がったり、泣き出したり、なかなか卒乳できなくなるケースも考えられます。
おわりに
卒乳はさまざまな苦労や喜びもありますが、「もうこの子には授乳することがないのかな」と思うと、とても悲しい気持ちになってしまいますよね。しかし、これをきっかけに子どもも大きな成長をとげるはず。次の新しい扉を開くきっかけだと思い、ママも涙を拭いて次のステップへ進んでみましょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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